島耕作のアジア立志伝「“下請け”が世界を変えた~モリス・チャン」

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その中の頭脳半導体は仮想現実など夢の世界を次々実現。 半導体産業のゴッドファーザー…彼が26年前 興した会社は TSMC。 スマートフォンなどは 今 アメリカの大手の電子産業が設計だけをし台湾企業などが製造するのが主流となっている。 ここに アメリカ・クアルコム社の半導体チップを製造している会社がある。 半導体産業はTSMCが誕生するまで設計・開発から製造まで全て一社でやるのが 常識だった。 半導体は製造の過程で不良品が出やすいため早期発見が最優先される。

もう時代は いくつもの企業が手を携えて勝負する水平分業の時代になっているのにだそうそうライバル社の 新型スマートフォンもここで作っています。 その横では アメリカの製品がその横に 我が社の製品が並ぶという事ですか?それじゃ ライバルメーカーに テコットの手の内を見せる事にもなりますよね。 かつて 垂直統合型の企業に製造を発注する場合ライバル社に情報を渡す事になりかねないとの逡巡があった。

大手と対等な立場に立てる事に気が付いた実績が認められ モリス・チャンは その後半導体部門のトップに抜擢される。 1985年 54歳の時台湾が モリス・チャンに「台湾を 半導体の一大拠点にしてほしい」と要請してきたのだ。 日本の半導体メーカーは アメリカを抜き世界市場を独占していた。 いまや押しも押されぬ「エヌビディア」という半導体設計メーカーのCEOだ。 TSMCの力を借りてエヌビディアなどからの挑戦をはねのけようとしている クアルコム。