明日へ−支えあおう− 証言記録 東日本大震災(18)「飯舘村~迫られた選択〜」

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第18回は 福島県飯舘村です。 福島第一原発から 40kmに位置する飯舘村役場です。 杉岡さんはすぐに 災害対策本部に戻り菅野村長に 高濃度の放射性物質が村内に及んでいる事を伝えました。 3月15日の夕方 子供を連れて飯舘村を出た菅野さん。 しかし 避難して9日後菅野さんは 子供を連れて飯舘村に戻る決断をします。 説明の5日前飯舘村の簡易水道水から基準値の3倍を超える放射性ヨウ素が検出されました。 3月25日 移転先を飯舘村に隣接する川俣町に決めました。 飯舘村の西に位置する川俣町。

飯舘の村づくりを長年 支援してきた学者も幼稚園と学校の移転を決定する一方村では 希望者を募りバスを手配してこうして 避難を希望する住民を支援する事で全村避難以外の道を模索していました。 年間20ミリシーベルトに達すると予測される地域を「計画的避難区域」に指定。 飯舘村に対する事実上の全村避難命令でした。 避難先を見つけた 近所の人たちが徐々に 村を去っていく中で子供たちと自宅に取り残された新川さん。 計画的避難の指示が出たあとも飯舘村をスクールバスが走っていました。