BS1スペシャル「67年目の慰霊~北朝鮮に眠る日本人の遺骨〜」

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朝鮮半島と満州にいたおよそ220万人の日本人は終戦前 朝鮮半島の北部で撮影された 港町の写真です。 満州と朝鮮半島北部に侵攻してきました。 朝鮮半島北部に取り残された人たちはどんな状況に置かれたのでしょうか。 今年になって名簿を持っている遺族にその背景にはキム・ジョンウン第1書記の新体制になった北朝鮮が直面する厳しい経済事情があると見られています。 北朝鮮が 遺族の慰霊に協力し始めたのは将来 日本から経済協力を得る事に向けて関係改善の糸口にしたいためと思われます。

ソビエト軍が封鎖した38度線の北側に取り残されたおよそ30万人の日本人。 歴史学者の加藤聖文さんは終戦直後の混乱の中で彼らは日本からもソビエトからも保護されなかったと指摘しています。 ところが ほぼ同じ頃 現地からは日本人が暴行を受けたり飢えで亡くなったりしているという情報が入ってきていました。 日本政府は 現地の日本人を保護するようソビエトに働きかけました。

10年前には 北朝鮮による日本人拉致の事実が明らかになり日朝関係が改善するめどは立たなくなりました。 出発まで10日余りの この日堀内さんが向かったのは市内の病院です。 堀内さんたちが向かったのは日本海に面した港町 ウォンサンです。 朝鮮半島の北部に住んでいた堀内さん一家は昭和20年8月ソビエト軍から逃れるために汽車に乗って ウォンサンまでたどりつきました。 日本人は町から出る事を禁じられ堀内さんも半年間 足止めされました。 朝鮮戦争とその後の市街地の開発で山は 堀内さんの記憶とは違う姿になっていました。