でね 今日もね 早速 手品をやってみようかなと思います。 ジャジャジャジャ ジャ~ン! これ手品用の 紅白のシルクのハンカチ。 でも この手品で拍手をするっていうのも普通じゃないのよ ホントに。 じゃあね 今日はね すごい手品持ってきましたからね。 落語家の名前というのは難しゅうございましてね特に 我が一門は金原亭一門というんでございますけれどもなかなか読んでもらえないんですよ。 よく間違えられるのが金原亭。 絶対に許せないのが金原亭と読むのね。
『弁当のおかずは梅干しは飽きたからたくあんにしてくれ』と言ったんですよ。 そしたら この女何て言ったと思いますか?『何をぬかしやがんでえコンチクショー』。 私ね 心を込めて自分で漬けた梅干しですよ。 大家さんの前ですけど梅干しを漬けるったって大変なんです。 「思わず 今まで たまってたものが全部 ここに上がってきて『何ぬかしやがんで~ コンチクショー』と言った私の気持ち 大家さん…」。 うちは 3度のおまんまに全部 梅干しが出てくる。
「あら!目 パチクリ パチクリやりやがって元の都知事みてえな顔しやがって。 いろんな人が この堪忍袋を借りに来るもんですからもう いっぱいに なっちゃったの。 「堪忍袋をお借りしたいんですが」。 八っつぁん堪忍袋 貸してくれ」。 背中で「駄目だ」ってえのを聞きながら 熊さん堪忍袋を持って 駆け出したのがよくなかったですな。 家の玄関口でもってつまずきましてね転んだ拍子にこの堪忍袋がもんどり打つように 熊さんがドンッと乗ったもんですから今入れたばかりの 新鮮な御年80?そう。
黒門町のおかみさんも師匠もかわいがってくれたんです。 黒門町といってるのが要するに 昔の文楽師匠。 そう 文楽師匠。 名人 文楽といわれた方をそれで 金馬師匠の家。 文献で読むと金馬師匠の方が加藤さんの方が…。 圓歌師匠でしょ 柳朝さんとかみんな 泊まりに来てたの。 私も実の事 言いましてねおかみさんと三平師匠には要するに身分保障がない訳ですよ。 その時にね おかみさんから電話があってね「おとうちゃんに代わるから」って三平師匠が 僕のところへね「何かあったら うちへおいで。