妻は、くノ一(5)「いのちのお守り」

戻る
【スポンサーリンク】

えっ?けんかの場合奉行所は どのように?まあ 当人同士はもちろんの事親も同席の上 お奉行の前で厳しいお調べがある!みんな 聞いたか? そんな怖い目に遭いたくないだろう?嫌だ!怖い!じゃ どうすればよいかな?どうしたらいいの?けんかなどしなくても話せば 分かり合える。 例の雙星彦馬殿の養子よ。 養子? 養子?オヤジ様の間違いでは?これ! 失礼な事を申すな!御前が お呼びで。 ここにいた例の下男奉行所の手先だったよ。 彦馬は そなたの素性を知っているのか?お父上!ハハハ… いた いた。

いや そうは思ってるんですが先々の事より 今は 今日明日の飯の事で 手いっぱいで。 寺子屋のお金の事は心配しなくていいから。 寺子屋の ちょっと風変わりな先生ってだけです。 川村様は 雙星彦馬が 松浦静山の意を受けているとお思いだよ。 あっ よし!藤松 大丈夫か?足首をひねったようで 治るには5日や10日 かかるみたいで。 おゆう 先生 心配して来てくださったんだよ。 桜田屋敷に見張られてるんだね?私も… 川村様が。 川村様に 不審を持たれるのも当たり前だ。 これは?平戸に漂着した異国の船の仕組みよ。

来月早々ひな祭りともなりますと女びなに しょわせて西方浄土に流してやる。 それから 日本橋の豆問屋福住へ行って「大豆を いつものとおり」って。 大丈夫かい?へえ。 大丈夫かい?へえ。 大丈夫。 大丈夫だよ うん。 お前は 冗談で15文ふんだくったのか!?おとっつぁん!お待ちを! お待ちを!何だ!? 貴様!この商売を思いついた者ですが何か 不都合がありましたらお金は返しますから 乱暴は…。