このウサギの名は アマミノクロウサギ。 アマミノクロウサギを求めて取材班が向かったのは鹿児島県の奄美大島。 アマミノクロウサギです。 一方 クロウサギが暮らす山の中はやぶが多く隠れる場所がたくさん あります。 原っぱは 森の中に比べ日当たりが良くクロウサギが好む草が豊富なんです。 夜の森を 活発に動き回るアマミノクロウサギ。 クロウサギの巣穴の前にハブの仲間 ヒメハブが現れました。 大人のクロウサギは 大きすぎて手を出せないようなんです。 だから クロウサギにとっては住みやすい場所なんですよ。
何? 何?今から数百万年前 クロウサギの祖先は大陸で暮らしていました。 当時 大陸では昼間は 肉食の動物が多くクロウサギの祖先は夜に行動していたと考えられているんです。 その後 大陸ではクロウサギの祖先は絶滅してしまったんですが天敵の いない この島では生き残る事が できたんですよ。 第2章では 赤ちゃんが誕生!その中で 一番最初に指定されたのは今日の主人公 アマミノクロウサギです。 クロウサギが天然記念物になったのにはちょっと意外な経緯があるんですよ。
どうして こんなに離れた場所に巣穴を作るんでしょう?実は 赤ちゃんにとって最大の天敵は毒蛇のハブ。 赤ちゃんの巣穴を 自分の巣穴から遠くに離していたのも自分の においから 遠ざけハブから守るためだったんです。 お母さんが 一生懸命に埋めていたのは 巣穴の入り口。 巣穴には 空気は十分 ありますから問題ないんです。 マングースは 人間の思いとは裏腹にマングースは わずか 二十数年で1万匹近くまで増えてしまったんです。