日本の深海は世界的にも例のない深海ザメの宝庫だというのです。 ダイオウイカに続く深海の巨大生物 第2弾。 NHKは海洋研究開発機構と共にこの大実験に挑みました。 クジラの死骸が 深海で骨となって残っているのがこれまでも見つかっています。 深海の王者とも呼ばれるカグラザメの中でも最大級の大きさです。 カグラザメは クジラにかみつき体全体を左右に激しく振っています。 このころイギリスの調査船 チャレンジャー号は3年半をかけ極地から熱帯まで世界の海を航海し調査を行いました。
感度の高い目で 暗い深海でも確実に獲物を捕らえられるようになったといいます。 私たちは かつて チャレンジャー号が調査を行った海域を広く探し回りました。 チャレンジャー号の時代に 世界で初めて日本で発見された 深海ザメです。 広い鼻先に何百個もあるセンサーでまるで 金属探知機のように獲物を見つけ出すのです。 口が飛び出しました!ミツクリザメは特殊な顎の構造を進化させ食べ物の少ない 厳しい深海を生き抜いてきたと考えられています。
メガマウスの発見に いち早く駆けつけ詳しく調べたのがレイトン・テイラー博士です。 田中さんは 16年前からメガマウスが発見される度に調査に参加するなどその謎だらけの生態を解き明かそうとしてきました。 一匹のカグラザメのおかげで周囲の小さな生き物たちは世界で初めて捉えたクジラを巡る 2か月間の映像。 サクラエビの頭でした。 駿河湾の名産として知られるサクラエビは 体長4cmほど。 メガマウスは あの大きな口でサクラエビの群れを狙うはずです。 サクラエビの周りに集まった魚を狙っています。