歴史ドリームチーム「金閣の謎を解き明かせ」

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2人目は…磨き抜かれた眼力で600年前の金閣創建当初の姿を復元します。 まずは 古今の文化財に精通する…金閣の謎に挑む ドリームチーム。 それでは 早速美しき黄金の謎を解き明かせ!金閣があるのは京都北西部の北山。 金閣は その中心的な建物。 金閣は もともと舎利殿でした。 岡田文男さんは文化財の科学的研究の第一人者。 昭和62年に 金閣の改修工事が行われた時の映像です。 しかし 金閣は昭和25年に焼失したため当初の様子は 分かりません。

金閣は周囲の自然と溶け合う事でしかしこの完全無欠に見える金閣だがおよそ600年前に造られた当時その光景は随分と違ったものだったという。 その事を明かすのが…つまり 3階建ての金閣の北に天鏡閣という2階の建物があり空中廊下が結んでいました。 金閣と天鏡閣が形づくっていた600年前の幻の光景をよみがえらせます。 天鏡閣は その倍以上の広さの部屋を備えた巨大な建物であると考えられます。 金閣の北側にあって金閣と池 周囲の木々が最も美しく見える所は どこか。

2階は 住宅建築風の東福寺龍吟庵を参考にしました。 足利義満が 北山殿に金閣と天鏡閣を建てたのは14世紀末の事。 天鏡閣は 明の使節を迎え入れるための建物とされました。 自らの威信を示す舞台で義満は 天鏡閣の会所に唐物 中国美術を並べ立てました。 金閣と天鏡閣は義満のみが創造しえたそういう風景だという事が何か分かったような気がします。 この部屋を 600年前の天鏡閣2階へと直結させる!そして 眼下に広がるのは木々の緑と鏡のように澄み渡った池。