敗れざる君たちへ~作家重松清 阿久悠“甲子園の詩”を巡る旅〜

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全国高等学校野球選手権大会の開会式を行います。 これは 阿久悠から重松清へとバトンが渡ったある高校球児たちの人生の記録です。 重松さんは 下関の工場で働く藤田さんを訪ねました。 というのは 打線も下位の打線だったと思うんですけど試合をしていくうちに 「この人はここが弱いのかな」とかそのボークの瞬間っていうのを藤田さん 覚えてる?いや その時は もう何が何だか分からないというか翌日 阿久さんの詩を新聞で目にしました。 もう一度 甲子園のマウンドに立つという藤田さんの夢はかないませんでした。

阿久さんの秘蔵の資料があると聞き重松さんは 阿久さんの長男深田太郎さんを訪ねました。 そして 試合開始前の天候やグラウンド スタンドの様子へと続きます。 だから ほんとにさその一試合一試合の…一試合一試合の勝ち負けあるいは 甲子園を去っていく高校野球から引退するっていうそのあとにそしてまた 君たちの人生が始まるっていう感じの詩が松井秀喜さんも 高校時代阿久さんから エールをもらった一人です。 1992年 大会屈指のスラッガーだった松井選手に対し明徳義塾は 5打席連続で敬遠。

しかし 「甲子園の詩」が刻まれた石碑は 残っていたのです。 当時 副キャプテンだった尾形良一さんです。 甲子園に行けると思った時も雨の中の試合になるというのはどれぐらい想像してました?はっきり言えば ゼロですね。 コールドゲーム自体が甲子園球場に存在するというのは思ってないんですよ。 お父さんたちが 甲子園に残してきた1イニングの貸し。 復興に向け 至る所で工事が行われている 陸前高田市。