クローズアップ現代「混迷する“アラブの春” 緊迫 中東情勢」

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民主化運動が泥沼の内戦に発展したシリアへの対応とともにアメリカがとりわけ頭を悩ませているのがまるでアラブの春の前に状況が戻ったかのように見えるエジプトです。 軍を中心とした強権支配の下では長期的な安定にはつながらないのではないかという懸念が出る中で巨額の援助をエジプト軍に続けているのがアメリカです。 各テレビ局はムスリム同胞団のデモ隊が武装しまた、軍に大統領職を解任されたモルシ氏は軍を批判する記事を書いたジャーナリストを次々に拘束。 同胞団の政権は経済のかじ取りに失敗しエジプトの通貨は最安値を更新。

とりわけ軍が、ムスリム同胞団に対して、何か脅威を感じるとか、あるいは警戒したということはあるんでしょうか?これはなかなか、ちゃんとした証拠っていうことはないんですけれども、関係者のいろんな証言であるとか、いろんなデータから、それはモルシ大統領の周り、身辺警護をする警備隊ですね、エジプト軍以外の組織が持つということは、これは到底許されないということで、まさにエジプト軍の虎の尾を踏んだと、ムスリム同胞団はですね、そういったことがあって、今回、ムスリム同胞団というのは、そういった人たちも今後出てくる可能性が非常

多くの仲間を失った彼らが、自宅エジプト国内が不安定化すれば、テロ組織が流入する可能性があります。 ですので、今後の再民主化プロセスにおいて、エジプト軍の今トップになっているシシ国防相ですけれども、進めるべきであると思います。 長期的に見て、エジプトの行方をどう見ていらっしゃいますか?そして今、シシ将軍がしてはいけないこと、なんでしょうか?長期的には、今後、これから進めていくであろう再民主化プロセスいかんだと思いますね。