クローズアップ現代「最新報告 カネボウ“美白”問題」

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ところが、このロドデノールを含んだ化粧品の利用者に肌がまだらに白くなる白斑と呼ばれる症状などが出たという連絡がおよそ1万1000人から寄せられ、このうち8600人以上についてはカネボウが症状を確認しています。 加えて、ロドデノールを含んだ商品を併用して使う重ね塗りをカネボウが推奨していたことで利用者がより多くのロドデノールを使うことにもつながりました。 ロドデノールは色素細胞が作り出すメラニンの量を抑えることで肌を白く保つとカネボウはうたっていました。

この化粧品というのは、一般の化粧品と同時に、医薬部外品と呼ばれるカテゴリーもあって、今回の美白化粧品は、医薬部外品という中にあったわけですけども、ただ、これだけ強い細胞への作用がある商品を、医薬部外品と、いわば化粧品の中に位置づけて、果たしてよかったんでしょうか?そうですね。 カネボウの美白化粧品は効果が強くて、医薬部外品でなくて、医薬品に近いのではないかというふうに取材した複数の専門家が話していました。

カネボウの申請を最初に審査したのは医薬品医療機器総合機構です。 医薬品医療機器総合機構というのは、そもそも審査を、これの安全性について評価したものだとしているわけですね。 安全性については、カネボウはほかの製品に比べて、試験を詳しく今回のケースは行っていて、試験結果にも問題なかったと、審査を通した理由について話しているわけです。