仕事ハッケン伝・選「中田敦彦×映画宣伝プロデューサー」

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間もなく公開を迎える宮崎監督5年ぶりの新作…よろしくお願いします。 お笑いコンビ オリエンタルラジオの中田敦彦。 中田の初仕事は 宮崎監督が描いた映画の設計図 絵コンテを読む事。 宮崎監督が代名詞であるファンタジーを封印し72歳にして 初めてリアリズムに挑んだ新境地の作品だ。 中田に託されたのは新聞に掲載する広告のデザイン。 進む会議を横目に中田は ひたすらその様子を分析していた。 メインコピーを軸に主人公のセリフを引用したり宮崎監督の言葉をコピーに使うなどバリエーションは 7種類。

新境地であるリアリズムに挑んだという事。 ホントに最初 お会いした時の緊張感とホントに 言葉が まっすぐ。 今日 初めて 僕 お会いしてこの前に 喫煙所で最初に お会いした時に「よろしくお願いします。 中田に新たなミッションが用意されていた。 「宮崎 駿の企画書 全文掲載」って入ってるでしょ?…で 企画書があるでしょ?そうするとね…企画書全文広告の頭を飾るあおりコピーを作れ!1997年公開 「もののけ姫」。 子ども向け作品で知られた宮崎監督が自然との共存や 人間の業など難解なテーマに挑んだ作品。

中田は 再び ディレクターを座らせた。 鈴木の言葉に中田は ある事を思い出していた。 デビュー直前 中田は 今と同じように100個のネタを作った。 塩 ペロペロなめてる子はいないでしょ!休憩中 中田は 藤森に声をかけた。 「巨匠・宮崎駿ではなく人間・宮崎駿としての処女作が完成しました」。 中田は確かな手応えを感じていた。 でも 「人間・宮崎駿」って言われた時にね「あ そうか」って言って…。 中田は コピーの方向性を変える事を決断する。 中田の「人間・宮崎駿」は採用された。