八重の桜(37)「過激な転校生」

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結婚した八重と襄は新居が出来るまで山本家で暮らす事となった。 けど それ焦げてんのと違います?旦那様 朝食の準備が。 私と八重さんは平等であり 対等です。 グッドモーニング 八重さん。 へっ?西洋人は 椅子に座ったまま用を足さはるんでっか?ええ。 八重さんも 慣れれば きっと…。 グッドモーニング。 グッドモーニング。 先生呼び捨てにしはった!何や? あのハイカラななりは。 このころ 西洋の学問を教える洋学校が 各地で創立。 同志社英学校も 少しずつ生徒の数を増やしていた。 これは desert。

熊本洋学校は 全国に先駆けて設立した洋学校である。 この学校の生徒たちがアメリカ人教師に感化され集団で キリスト教に入信した事が県下を揺るがす大問題となっていた。 秋 熊本を追われた生徒たちが身一つで同志社英学校に転校してきた。 それで 我々に 専門外の授業までするつもりですか?おい 小崎!伝道のお働きは?学校で教えながら活動してきました。

熊本でも 何も学校の事を知らん士族や親族が我らに 邪心があると決めつけとった。 私の事を鵺だと言ったあの猪一郎さんが新聞記者になりたくてこの学校に来たと話してくれました。 一つ授業内容見直しを 早急に行う。 一つ 成績不振 進歩なき者は退学とする。 一つ新島 襄氏を 学校長から解任し西洋人宣教師を新たに学校長とする。 何でです?不埒者や成績不振の者は秀でた者の妨げになっとです!学校は 学問ば追究する所ではなかとですか?私が目指す学校は学問を教えるだけではなく心を育てる学校です。