明日へ−支えあおう− 復興サポート「放射能汚染からの農業再生 南相馬市」

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チェルノブイリ原発事故ではウクライナの汚染地域に足を運び広大な農地を どう生かすか農作物の栽培を研究支援してきました今回の震災では 南相馬市にボランティアと共に放射能測定センターを開設。 我々のチェルノブイリの経験をなんとか福島で生かして農業の復興につなげたいという思いでこの2年間南相馬で活動してまいりました。

全てが 国の定める 食品に含まれる放射性セシウムの基準1kgあたり100ベクレルを下回りました。 また 移行の少ない20ベクレル未満が全体の8割以上ですそうすると 今の時点で 南相馬で気をつけなくてはならない事はどういう事なんでしょう?特に この1年間分かってきた事ですけども対策をとる事が必要かと思います。 田んぼの場合にですね結論から言いますと田んぼの場合に どんなに土壌汚染が高くても玄米へのセシウムの移行10ベクレル程度以下にするのはそんなに難しくないというふうに思ってます。

稲葉さんは 水によるセシウムの移動について調査しその対処方法を研究してきましたまず一つは 先ほどから伊藤さんのお話がありましたけども一昨年と比べて今年になってから線量が高くなってしまうという地域が出てきた事なんですね。 これが一番大きな要因になってるんで水の入り口に生き物が生息する池いわゆる ビオトープを作り腐った葉や 泥を沈殿させます汚染の少ない上澄みの水だけが田んぼに流れ込む仕組みです更に 田んぼの土壌汚染に対処するためもみ殻を使う除染方法も考えました。

放射能測定センターに持ち込まれた野菜のうち主なものの セシウム含有率の平均値です。 それで 前回 このミーティングで南相馬の有機農家の杉内さんが実際に菜種を植えられたと。 8月 杉内さんのハウスにこの菜種には 1kgあたり80ベクレルほどのセシウムが含まれています。