島耕作のアジア立志伝「運命に和せよ 大国のはざまで~J・オドジャルガル」

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かつて モンゴルの石炭は国際価格とは かけ離れた低価格で中国に買い取られていた。 国際市場では知られていないたかが モンゴルの石炭ですよ。 私は 日本の経済界の代表者たちとモンゴル最大の炭鉱に足を運んでいた。 しかし 日本まで石炭を輸出していくには確かに この国は南の竜と 北の熊にこの男こそ 中国 ロシア竜と熊に挑む…オドジャルガルは 何もなかった砂漠の炭鉱の開発権を 2005年に取得。 オドジャルガルは この歴史的な転換点に 目をつけた。

モンゴルも いつかは…その真ん中にはオドジャルガルの名前の入った建物。 まだ 実業家になる夢すらなかったオドジャルガル。 しかし オドジャルガルが仕事を始めて1年後の1990年国家が大きく動いた。 しかし オリンピックや上海万博を控え経済が急成長する中で世界最大の石炭輸入国に転じる事が予想された。 そこで オドジャルガルが目を付けたのが中国国境に近い タバントルゴイ炭鉱。 オドジャルガルは違っていた。 そのころ モンゴルは 中国に石炭を1トン20ドルで売っていた。

鉄道建設は先ほども言ったようにロシアか中国を通らなければ なりませんからね。 モンゴルの真の自立のためには日本や韓国など第3隣国の国々の市場を 開拓する事が政府の鉄道計画は目まぐるしく変わってきた。 我々の後ろには 巨大な熊前には 巨大な竜一方 中国はタバントルゴイ炭鉱までの鉄道を中国式の細いレール幅で引くようにとまで要求してきました。 モンゴル政府もロシア 中国 それぞれのルートのメリットデメリットの中で 決めかねていた。