クローズアップ現代「巨大台風が島を襲った~検証・台風26号被害〜」

戻る
【スポンサーリンク】

この番組のまとめ

火山灰の性質が、土砂崩れを広範囲なものにし、被害を拡大させたと見られているわけですが、なぜ台風とはいえ、伊豆大島に局地的に猛烈な雨が降り続いたのか。

実際に1時間、80ミリを超えるような猛烈な雨が降り続いたのも、この時間帯からですし、土砂災害、これまだはっきりしたところは分からないんですけれども、土砂災害が発生したのも、この2時から4時の間、この時間帯というのは、非常に風も強くて、雨もかなり降っていた状況でした。 町は今回、避難勧告を発表しなかった理由について、かえって被害が拡大するおそれがあるという説明をしているわけですけれども、確かにこういう状況下で、外に避難してもらうというのは、非常に危険なことだと思います。

さらに、火山灰は土石流の破壊力を増大させることが分かりました。 これは、土石流に火山灰を含む場合と含まない場合でどれほど力が違うのかを確かめた実験の映像です。 火山灰を含まない土石流の場合。 実験をした研究所によると火山灰を含んだ水は重さが増すため含まない場合よりも、速度が上がることが分かりました。 菅井さん、その火山灰が含んだ土石流の場合は、今のリポートにありましたように、到達する距離が3割増え、そしてスピードも速くなると。