NHKスペシャル「台風 連続襲来 “記録的豪雨”はなぜ?」

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この番組のまとめ

観測史上最大の雨量で甚大な被害を受けた伊豆大島。 島に設置された地震計が豪雨がもたらす土砂災害の脅威を記録していました。 再び台風に襲われた伊豆大島です。 土砂崩れが断続的に発生し1時間の間に5回の震動が記録されていました。 まず、池谷さん記録的豪雨がもたらした伊豆大島のこの被害なんですが、土砂災害が起きたのは火山灰が降り積もってできた場所だということがすでに分かっていますね。

菅井さんVTRの中でありましたように地震計の記録が示すように土砂災害は1回だけではなく時間を置いて繰り返し起きていたことが分かってきたわけなんですがこういった情報というのは生かせなかったんでしょうか?最終的には、かなり広い範囲で崩壊が起きているわけですけど今回、分かってきたのはその現象がある幅のある時間の中で起きたということが重要だと思います。

今後、地球温暖化が進行すると日本を襲う豪雨の頻度は高まると危惧されています。 日本では梅雨が長期化し台風が巨大化するなどして記録的豪雨が増加する傾向が表れています。 京都大学の中北英一さんは土砂災害を引き起こすような豪雨が、どのくらい増えるのか詳細に解析しました。 その結果、日本列島の全域で豪雨の頻度が1割から2割増えることが明らかになりました。

そして、気象庁から大雨注意報が出たら避難準備情報を。 結局、避難準備情報を出したのは注意報が出てから25分後のことでした。 台風27号の接近が予想されていた三重県紀宝町。 このタイムラインの考え方が生まれたのは巨大ハリケーンの災害に苦しめられてきたアメリカです。 タイムラインを導入したニュージャージー州のある町ではおよそ4000棟が全半壊したものの、犠牲者はゼロ。 タイムラインに従って情報提供に努めた結果早めの避難が実現できたのです。

菅井さん、今回、大島町の土砂災害警戒情報をはじめ気象庁ですとか自治体が発表する情報が必ずしも正しくきちんと伝わっていなかったということもありました。 例えば左のほうにあります避難準備情報今回も発表されましたけどもこれは、もともと、9年前年間台風が10回上陸するという年がありましてかなり多くのお年寄りの方が逃げ遅れて亡くなるということがありました。