NHKスペシャル 病の起源 第4集「心臓病~高性能ポンプの落とし穴〜」

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この番組のまとめ

人類は 古代文明の時代から心臓病に苦しんでいたのです。 下半身に たまりやすくなった血液を 全身に巡らすため心臓は 負担を強いられるようになったのです。 心臓が血液を送り届ける血管の長さは 10万km。 私たちの命は この高性能なポンプ心臓によって支えられているのです。 アメリカ…進化生物学者のコリーン・ファーマー博士は心臓の進化について研究を行っています。 哺乳類は 心臓の筋肉が強力になった事でしかし 高性能な心臓には弱点がありました。 心電図や症状から 心臓の血管の異常が疑われました。

心臓病と関係あるの?人類の進化の隣人…大きなメリットは両手が自由になった事です。 重力の影響で 下半身にたまりやすくなった血液を全身に巡らせるため立ち上がると 心臓に どのような変化が起きるのでしょうか。 交感神経は全身の血管をコントロールしています。 血管が細い状態が続くと心臓の筋肉が疲弊し心臓病のリスクが高まってしまうのです。 心筋梗塞って血管が詰まるんですよね。 実は 心筋梗塞は 人類が 特に発症しやすい病気である事が当然 心筋梗塞になると考えられます。

一体どういう事?今 日本では心臓病などのリスクを下げるため妊婦への栄養指導に力が入れられています。 こうした指導が行われるのは進化の中で ヒトは胎児の段階から心臓が傷みやすくなった事が第二次世界大戦中オランダは ドイツ軍による食糧封鎖を受けました。 胎児期の栄養不足がどのような仕組みで心臓病のリスクを高めるのでしょうか。 実験の結果栄養不足で育った心臓には胎児期に心臓の発達が妨げられるのは脳の進化と深く関わっていると考えられます。 胎児期の栄養不足が心臓病を招くのは脳の巨大化の代償だったのです。