木曜時代劇 あさきゆめみし~八百屋お七異聞(7)「道連れ」

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この番組のまとめ

吉三郎では ないだろうな。 それです 吉三郎です。 ♪~儒学者 木下順庵の門弟吉三郎でございます。 吉三郎…。 相違あるまいな?相違 ございません!大円寺の本堂の裏手に 観音堂があるのを 知っているな?存じております。 吉三郎。 「火付けの張本人は大乗寺の寺小姓に間違いない」と訴状が出ておるのだ。 訴状?しかも 「吉三郎」と名指しでな。 吉三郎には 味方がおる。 カンカンなって 町奉行所にどなり込み寺社奉行にも訴え書きを出した。 もう一人の後ろ盾は ご公儀お抱えの儒学者 木下順庵先生だ。

とぼけるな!素性も知らずに 吉三郎の無実を訴えたのか?吉三郎は 学問一筋の男です。 聞き捨てなりませぬな!素性改めは ご大老様のお達しなるぞ!学者だろうが 何だろうがお上に 盾つく者は全て謀反人とみなす!謀反人?お帰りなさいませ。 お奉行所に出向いて「吉三様は火事がおきた時私に会っていました。 吉三郎の父親は 元伊達家目付役坪田次郎左衛門と判明致しました。 次郎左衛門は 13年前伊達家中の騒動にて逆臣 原田甲斐に加担し謀反の咎によって切腹を命じられました。

ただいま ご門前に大円寺付け火の子細について言上したいと申す女が参った由にございます。 大円寺に火を付けたのは吉三様では ありません。 大みそかの夜吉三様は 私と一緒でした。 ですから 吉三様は無実でございます。 おい 起きろ!あ… 吉三様。 吉三様!静かにせ!しからば この女が嘘をついていると言うのだな。 吉三様。 もうよい! 嘘つきめが!吉三様。 吉三様!いや 吉三郎は お七をかばっているのかもしれぬ。 吉三郎は 武士ではない。