水俣病を教訓に水銀による健康被害が再び起きないことを目指した条約で水銀の生産、使用、貿易処分までを幅広く規制する毒性が強い水銀は一方で電気を通しやすくほかの金属と合金を作りやすいため蛍光灯や電池、そして体温計さらには産業分野で幅広く使用されています。 日本では水銀のリサイクルが進みまた、水銀を使わない技術も開発されご覧のように、国内での使用は年間10トン程度になっていますが世界では途上国を中心に年間3800トンが使われ水銀汚染の広がりが問題になっています。
現在、多くの自治体や事業者は水銀廃棄物をリサイクル工場に運び費用を払って処分しています。 環境省は現在硫化水銀をごみ処分場に運び込めないか調べています。 日本は水銀の有数の輸出国ということなんですけれども、この水俣条約が採択されたことによって、回収・リサイクルのシステムが一応、ございましたので、その回収・リサイクルしたものを輸出するということをやってきました。
そういった意味で、この条約の採択に向けて、一生懸命働きかけたということで、環境問題として、この水銀汚染という問題が出てきているので、今まで、日本の国内で回収リサイクルのシステムがあって、それを輸出するということで、成り立っている、ある種のシステムがあるんですけれども、それが若干、壊れたり、弱まったりする可能性はあるんですけども、世界的な環境問題に対して真剣な取り組みを見せるという意味で、日本としては頑張って交渉してきたし、ですから、日本は今回、世界的な環境問題である大気汚染としての水銀汚染とか、あるいは小