木曜時代劇 あさきゆめみし~八百屋お七異聞(8)「合わせ鏡」

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この番組のまとめ

吉三郎が火付け犯だとお奉行所に密告したのは誰だと思いますか?まさか…。 吉三様の無実を知っているのは私だけ。 吉三様や勘蔵さんやそれに おとっ様や おっか様まで。 この世は いい事半分 悪い事半分。 何じゃ?恐れながら奥州の伊達様をはじめいくつかの大名家が不平を申し立てております。 つまりは桂昌院様じゃな。 恐れながら桂昌院様にあらせられましてはかように仰せあそばしました。 すなわち 吉三郎は身辺清らかにして火付けなど 思いもよらぬ人物でござると。 今月の月番は北町奉行じゃ。

南町奉行の面目にかけてな。 私は わがままで自分勝手で親の言う事にも耳を貸さない手に負えない娘でした。 御用 御用!何事でございましょう?御用改めである。 旦那様!どうした?お奉行所のお役人が大勢…。 お奉行所?旦那様に御用があると。 喜兵衛でございます。 喜兵衛。 お七がした事は分かっているな?はて? 何の事でございましょう?お奉行所に 書面を持って名乗り出たのだ。 その方 南町奉行所に名乗り出おったか?書面に 大円寺 火付けの子細について書いたか?書きました。 何とぞ!喜兵衛 控えよ。

江戸 駒込八百屋渡世八百源こと八百屋喜兵衛娘七にございます。 未曽有の大火を招いた張本人がお前であれば死罪は免れんぞ。 思い違い?吉三郎様は何の関わりもございません。 その訳は?おととしの火事で親元の八百源が焼け大乗寺に逃れ1年半も置いて頂きました。 それで?いま一度 実家が焼ければまた大乗寺で暮らせると。 それで火を付けたのだな?思いは日に日に募り 夜も眠れずフラフラ出歩いて気がついたら大円寺の前に立っていました。 実家のある八百源とは風向きが逆ではないか。

ひいては奉行所の体面に関わる。 南町奉行所が火付けの咎人を捕り押さえた。 従って 寺小姓の吉三郎はお咎めなしとなる。 奉行所の失態じゃ。 色狂い?吉三郎に恋焦がれた八百屋の娘が血迷うて火を付けたらしい。 前代未聞の江戸大火とうとう火付けの咎人が捕まりましたぞ お立ち会い。 性悪女が火を付けた 前代未聞…あ 痛い!鬼は外 鬼は外!何をするんだ このガキども!旦那様! お嬢様が!これか?ご存じでしたか?一体 どうして。 お嬢様が火付けの咎人だなんて。