横須賀で生まれた雄輔さんには対照的な２人の祖父がいる。 宮古島に伝わる最古の士族とのつながりとは？戦友と交わした約束とは？この人です。 宮古島から横須賀へ野望と絶望の旅。 その怒りは どこに向かったのか？浮かび上がってきたのは激動の時代を生きた ２人の祖父の…この日 上地雄輔さんは 祖父の壮絶な人生を初めて知る事になる。 「白川氏系図家譜支流」になります。 琉球王朝に仕え宮古島を治めました。 古い士族の流れをくむ 上地家の長男として宮古島に生まれました。
敗色が濃厚になった日本軍は連合軍を食い止めるため中国にいた精鋭部隊を西部ニューギニアに移動させました。 一歩 ジャングルに踏み込めば食料を見つけられないまま密林をさまよい恵祐が マラリアで寝込んでいる間に部隊は全滅。 雄輔さんの もう一人の祖父山守義雄の物語は１００年前の大阪から始まります。 安治川は 水運が盛んだった昭和初期まで水の都 大阪の交通の要でした。 当時 横須賀には たくさんの船上生活者がいました。 義雄の中学以来の親友だった岡さん。
戦後の宮古島は荒廃していました。 アメリカの軍政下に置かれた宮古島から許可証なしで本土に渡る事は できません。 今は整備された その地区は人口の４人に１人が沖縄県出身といわれています。 「ただし 沖縄人と朝鮮人お断り」とか宮古とか離島の人は特に 差別 大きかったです。 宮古島からの移住者が多く住むという尼崎を訪ねてみました。 與那覇さんは 戦後宮古島出身である事を隠し偽名で暮らしてきたといいます。
叔父が 内地風に上地を名乗っていたので恵祐も 島の名前を捨てました。 「恵」の文字を継承する宮古島の一族の歴史を捨てて恵祐は長男に「克明」と名付けました。