NHKスペシャル「汚染水~福島第一原発 危機の真相〜」

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この番組のまとめ

高い放射線量のため立ち入りが厳しく制限されてきた原子炉建屋の内部。 これが汚染水となって外に漏れ出しさらに、地下水と混じって海へ流れ出ているとみられています。 放射性物質に汚染された水汚染水です。 その汚染水の発生源になっているのが格納容器の中にある核燃料です。 それがメルトダウンし一部は原子炉を突き破り格納容器の底に達しているとみられます。 この核燃料に触れた水が汚染水となり格納容器の損傷箇所から漏れて建屋にたまっています。 このタンクからの汚染水漏れが相次ぎ常に漏えいのリスクと隣り合わせの状態です。

汚染水が撮影されたのは調査ポイントとなっていた配管の真下。 汚染水を止めるにはパイプの出口を塞げばいいようにも見えますがここを塞いでも別の場所から漏れ出すといいます。 汚染水の分析を続けてきた専門家が今までの放射性物質の放出量から推定しました。 こうしている今も核燃料を冷やす水は格納容器に絶え間なく注がれ汚染水が発生し続けています。 東京電力は事故のあと汚染水が漏れないように対策をとったとしてきました。 作業は地下の汚染水から出ている強い放射線を遮るために対策を始めて5か月。

より人体への影響が懸念されるストロンチウムやセシウムは1号機の建屋には格納容器から漏れ出した高濃度の汚染水1万トンがたまっています。 しかし、東京電力はたとえ建屋に損傷があっても汚染水が漏れることはないとしてきました。 たまった汚染水をポンプでくみ上げ地下水よりも水位を低く保つ対策をとってきたからです。 さらに、いったん漏れ出した汚染水の動きを地下水のシミュレーションの専門家・登坂博行教授です。 シミュレーションは建屋から出た汚染水が極めて複雑な動きをしながら建屋周辺の汚染はどこまで広がっているのか。