どう致しましょう?淑媛様 申し訳ございません。 旦那様 大丈夫ですか?はい 淑媛様。 ポン尚宮!淑媛様 十分なのではありませんか? もう そろそろ…。 世子!世子様! 世子様!何をしておる 世子様をお運びしろ! 早く主治医を呼べ!しっかりしろ 世子! 世子!早く 主治医を呼べ! 急げ!世子様!まだか禧嬪様。 主治医でなく ナム医官です。 世子は 最近 顔色がよくない。 世子の容体は どうなのだ?ただの めまいで…。
ナム医官が世子様を診るのをなぜ それほどお気になさるのですか?王様は わざわざ主治医を行かせました。 なのに世子に すべてを懸けている禧嬪が何故 主治医ではなくその下の医官に 世子を診せるのかどうにも 腑に落ちません。 そろそろ お休みになられては?王子様。 王子様。 王子様。 王子様は ここにいる者たちの模範となるべきではありませんか。 王子様 そのような言い逃れが通用すると お思いですか?王子様でも 許しません!なら 質問してみて下さい。
あいつに殴られたところは大丈夫か?王子様。 何をしているのだ?遊びに行くのか?ならば 王子様には「中庸」も「大学」も教えては いないのですか?そうだ。 …となると 王子様が すべて独学で覚えられましたか。 王子様が おいらたちと一緒に?シッ。 ジャン!わ~ 王子様。 どうだ? これで賤民らしく見えるであろう?王子様。 また 一人? 王子様は?尚宮様。 王子様。 そうでしょう?あれ… 王子様?王子様…。 なに… 王子様が 宮殿に?そうなのです。 見つかる前に王子様を お捜しせねば。
どうした?なぜ ここで 泣いている?ですが 淑媛様 宮殿の近くで誰かに見つかりでもしたら…。 淑媛様!淑媛様!誰かに見られたら?知らないわよ!こんな小さな子犬が いたか。 はい 淑媛様。 来い うつけが! お前という奴は全く あきれ果てて 物も言えん!昼日中に 淑媛様を袋詰めにしてさらおうとは どういうつもりだ王の側室をさらおうとするとは何事だ!あ~ もう!そんな事 言われたって1人でいるのを見ていられないのです。