ドキュメンタリー 祈りの歌

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17:15:31▶

この番組のまとめ

全世界に 10億人以上の信者がいるキリスト教カトリックの…合唱団とオーケストラ 総勢400人が招かれました。 率いるのは指揮者の西本智実さん。 このミサは東日本大震災の犠牲者と今を生きる被災者のためにバチカンが呼びかけたものです。 バチカンから 西本智実さんにミサの招待状が届いたのは今年の3月。 フランシスコ・ザビエルら宣教師によって1549年に日本に伝えられたキリスト教。 ロシア国立交響楽団で首席客演指揮者を務めるなど世界各国のオーケストラで活躍してきました。

近所に迷惑をかけないようにとカラオケボックスで自主練習です。 この日 西本さんは長崎県 生月島に向かっていました。 広間に 仏壇のように安置されているのはキリストを抱いた マリア像の掛け軸です。 江戸時代 キリスト教の信者たちは弾圧の嵐にさらされました。 隠れキリシタンとなった生月島の人たちは役人の目を逃れて先祖からの信仰を守り抜きます。 今に至るまで しきたりどおりに口伝えで守り続けてきたオラショ。 メロディーも 音階の幅や音の数など原曲の構造が多く残っている事に西本さんは 驚きました。

被災地では合唱団に参加したいと願っても練習する時間がとれず諦めた人がほとんどだったといいます。 西本さんは その祈りの重さをただ その重い荷物を運べるバチカンは ピエタの場所でしょ。 参加者の中で最年長の諸橋澄子さん。 そういう その人たちの気持ちを何て言うんだろう…代わりにって言えばちょっと 大げさだけどバチカンへ出発する前に西本さんには 訪ねておきたい場所がありました。 ミサの舞台となる…ルネサンスの巨匠 ミケランジェロの設計による世界最大の教会堂です。