NHKスペシャル「父と子 市川猿翁・香川照之」

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この番組のまとめ

共に 舞台に立つのは香川の父市川猿翁を襲名した三代目 猿之助だ。 歌舞伎界を代表する スーパースター。 歌舞伎の革命児として広く その名を知られる。 俳優 香川照之は歌舞伎に入る準備を始めていた。 通常 5~6歳で 初舞台を踏むという歌舞伎の世界。 香川の父三代目 猿之助の弟子が日々 稽古に同席する。 素人に歌舞伎なんてできるはずがない。 今回 香川が演じる演目の一つ「小栗栖の長兵衛」。 歌舞伎は型と呼ばれる 家の芸が父から子へと代々 受け継がれてきた。

このころ 香川の父 猿之助は懸命に リハビリをこなしていた。 ああ~!歌舞伎の一門 澤瀉屋を率いる棟梁の猿之助。 そして その孫にあたるのが香川の父 三代目 猿之助。 その長き断絶の裏には父 猿之助の秘めた覚悟があった。 三代目が 猿之助の名跡を襲名したのは 23歳の時。 祖父と父を相次いで病で亡くし後ろ盾を失った猿之助は劇界の孤児となった。 猿之助はその後 芸の道を邁進し歌舞伎の革命児となっていく。 早替りや宙乗りなど江戸時代 大衆を引き付け歌舞伎のだいご味とされたケレンと呼ばれる演出を復活。

父と子をつなぐ 歌舞伎の血。 この日は 「古事記」を題材にしたスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」の合わせ稽古。 市川團子の名で歌舞伎の初舞台を踏む事となった。 政明君の せりふは今回 猿之助の指示によって新たに書き加えられた。 香川は ギリギリまで稽古に打ち込み続けていた。 46歳にして歌舞伎に飛び込んだ 香川。 そして 一昨年香川は 歌舞伎入りを決断した。 開演10分前四代目を襲名した猿之助が中車の背中を押す。 最初の演目中車が主役の風刺喜劇…「子どもの時から野良へ出て「あ~ もう いい加減に…」。