クローズアップ現代「北朝鮮はどこへ~明らかになる粛清の内実〜」

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この番組のまとめ

今回、ジョンウン氏は粛清、そして処刑という最も厳しい決断をしたわけですが、まずこの点についてはどう分析されますか?そうですね、先ほどのVTRにもありましたように、キム・ジョンイル総書記の時代というのは、先軍政治といって、軍との関係を直接的に作って、利益を軍を通して、キム・ジョンイル総書記に吸い上げるという、そういう形だったと思うんですが、これは冷戦のころですから、ある種、特殊な状態で、それをジョンウン氏を貢献するにあたって、党と軍の関係というのを作り変えて、それから党を通してジョンウン氏に本来、お金が集ま

当面は、一番大きなナンバー2だったチャン・ソンテク氏を排除したことによって、キム・ジョンウン氏を中心とする唯一指導体制というのが強化されるということになるんでしょうけれども、それが、やはり今回の一連のやり方に対する不満というものも当然あるでしょうから、そうした不満が今後、どういう形になるのかということが注目される点ですし、それから、キム・ジョンイル総書記が考えたような、党と軍の力関係というのが、本来の姿を取り戻して、党を通して、ジョンウン氏に資金が集まるような形が作れるのか、あるいはキム・ジョンイル総書記

あとやはり心配なのは、北朝鮮の核開発がどう動いていくのか、今後の見通しはどうでしょうか?今回の動きで、仮に軍の影響力が大きくなるとすると、強硬路線に転ずるのではないかという、従来の強硬路線を、さらに強硬にするんじゃないかという声がありますが、その一方で、今回のチャン・ソンテク氏の事件というのは、いわゆる対外政策の路線闘争といいますか、対外政策を巡っての闘争ではなくて、を見ながら、北朝鮮が対応を決めてくるということもありますので、もちろん、その一方で、強硬な姿勢に出てくる可能性もありますが、その一方で、冷静