NHKスペシャル ジャパンブランド(1)“食と農”に勝機あり

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この番組のまとめ

いまや、日本を訪れる外国人観光客の中で人気のスポットがここ、デパ地下です。 日本人が磨いてきたこれらが今、改めてジャパン ブランドという世界で稼ぐ新しい力になろうとしています。 戦後、経済の柱日本の経済の柱を担ってきたのは製造業。 日本のものづくりはメイド・イン・ジャパンとして世界から高い評価を受けました。 製造業のみならず日本のあらゆる経済の現場それを引っ張る原動力になるポイントだと考えてます。 日本の国内総生産・GDPおよそ500兆円と比べるとどうです?上回ってますね。

そして、日本の産業論に大変お詳しい、妹尾堅一郎さん。 数々の企業のブランディング戦略を立てていらっしゃいますアートディレクターの佐藤可士和さんです。 まず、これだけ、おいしいもの世界トップのものを作ってるんだというのは日本の農業にとって大きな自信ですしそこを、まず一つ強みとしてしっかりとですね中心に据えないといけないなというふうに考えてます。 農業大国のオーストラリアの2倍以上ありますよね。 このフランスとかイタリアとかも食のブランドとしては確立されてますものね。

しかし、去年8月新商品を投入した直後思わぬトラブルに直面した。 つまり、ああいう自分たちの乳酸菌だけでやってのけるという全く新しいヨーグルトの市場を作ろうとしてる。 日本の中で新しいものを作ってその新しいものを作って新しい市場を作ったっていうやり方自体を海外に出していく。 一つのヨーグルトを海外に売るんじゃなくてこの新しい市場の作り方まで含めて、自分たちの成功体験もしくは苦労話、これを含めて丸々海外に出していこうと。

この、いち早くブランド戦略がなったかに見えているこの和牛新たな市場を求めて日本から和牛を売り込みにきた業者がいた。 オーストラリア産のWAGYU。 それを阻むのがオーストラリア産・WAGYU。 さらに、オーストラリアはWAGYUを独自ブランドとして世界に広めるシステムまで作り上げた。 この生産者はオーストラリアから遺伝子を購入し肉牛を大量生産。 WAGYUというブランドで売られているオーストラリア産。 が、しかしオーストラリア産のWAGYUが全世界に広がってるわけですよね。

まさに日本全体のブランド戦略にすごい問題といいますかグローバルに対しては、一つネックになっちゃってるとこで。 そのマスターブランド戦略に対して日本は内向きでやってたんで個別ブランド戦略なんですよ。 だから、この日本のジャパン ブランドっていうときも当時のブランディングのしかたと同じでいいのかどうか。 今、ブランドってことばがいっぱい出てくるんですけどブランドとして成立してるんですかしてないんですか?われわれ日本人全員なんだと思うんですけどブランドってものに対する意識が希薄なんだと思うんですね。

タイで人気を集める日本食レストラン。 まあ、どうせ日本食、徹底していただくならこれを掲げて現地生産を試みている日本人がいます。 目指すのは日本の技術で現地生産する、いわゆるメイド・バイ・ジャパンの米作りだ。 今、ベトナムでも日本食レストランが増えている。 出されたのは現地で生産された日本米いわゆるジャポニカ米だ。 日本のやり方で作ったコメを生産者と企業が連携してアジア各地に広げていこうとしている。

産業には必ず機械・機器が備わるわけですしその産業もほとんどデジタルでネットワークされる時代ですからそういうようなところには要素技術日本は山ほど持ってるんですね。 ほとんどいろんな産業が、もう今シームレスにつながってるので例えば、きょうスタジオで話してただけでもいろんな、なんですかね、側面例えば流通のこととか、それこそブランディングのことだって今、必要なわけじゃないですか。