ご存じ鼠小僧が生きていた時代は浮世絵の黄金期といわれる江戸の町人文化が花開いた時代である。 そのためにお豊ちゃんは 吉原に？しかたねえだろ！博打でも やんなきゃこいつの病だって 治せねえんだ！うちにも鼠小僧が来てくれりゃあよ。 何が 鼠小僧だ！一度だって 願いを聞き入れてもらえた事はねえや！あ～ 寒い！ だから冬場は 働きたくねえんだよな…。 あいよ！しっぽくとは起き抜けから豪勢だな 甘酒屋！徳五郎親分 いらしてたんですか。
うん？ 茶碗か何かのかけらじゃないの？ごめんよ！弥兵衛さん いるかい？はい。 何でも 新田藩主が かつて豊臣秀吉公から拝領したいきりたった家臣の侍に斬られたのです。 で おすがさんは？おすがさん 妹の小袖があんたを送っていったあとあんたも割れた茶碗を見たのかい？いいえ…。 私のせいです！私が 父を殺したのです！おすがさん その茶碗は新田藩邸から あなたが借り受けてきたのですか？違います…。 茶碗を貸して下さったのは父の茶道の師である 宗庵様です。 これは 新田藩主のお家に代々伝わる名器うむ。
チュウ チュウと鳴くのは 鼠か！チュウギ チュウギと鳴くのはお侍ですか？何！それが 本当に忠義なら報われるんですけどね。 うわ～っ！うわっ！ あっ！ あ～っ！あ～っ！ああ～っ！弥兵衛さんあんたから預かったこの１０両おいおい 聞いたか？ 鼠小僧が小判を 町に ばらまいたってな。