先月の大雪で、関東甲信越の農業に、かつてない大きな被害が出てしまいました。 特に大きな打撃を受けたのが、野菜や果物を栽培する農業用ハウスです。 関東甲信越は日本有数の農業の生産地であると同時に、私たちが暮らす大消費地でもあります。 倒壊したハウスの撤去にかかる費農家自身の負担は10%程度に抑えられるところもあるんです。 主力の露地物には大きな影響はありませんでしたがぶどうのハウスの80%に被害が出ました。
まさにおっしゃるとおりで、VTRでもご覧いただきましたように、壊滅的な被害を受けた野菜の専業農家の場合、今シーズンの収入がゼロになってしまう、こういったおそれもあるわけなんです。 その一つは、高齢化と後継者不足に関わることなんですけれども、私自身は、高齢化というのは、決して悪いことではないだろうと。 ただ、高齢化に伴って、後継者不足ということになるとですね、例えば今回のVTRでもありましたように、高齢者の方がもう一度、農業をやろうという意欲を持つというのは、やはり後継者がいるからだろうと思うんですね。
こちらは大雪で影響を受けた代表的な野菜の東京の主な市場での価格の動向なんです。 平年の価格を100としたものなんですけれども、大雪が降った直後には、農作物自体に被害が出たことに加えて、輸送にも影響が出ました。 と申しますのは、現在は小売店で販売するもののうち、7割、8割を量販店から流通するということになるんですけれども、その量販店というのは、ご存じのように、1店舗ではなくて、数十店舗を構えているわけですね。