木曜時代劇 鼠(ねずみ)、江戸を疾(はし)る(9)「宿命の兄妹(後編)」

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この番組のまとめ

そこで 一旦 江戸の一座にこっそり戻り木戸番をしていた夫婦に 娘を預けそれから 自身は 上方へ行き名を変えて 役者に戻ったんだ。 それで 私は木戸番夫婦の娘になったのね。 うわっ!娘を捜せ! 木戸番といるはずだ!娘は どこだ?なぜ そんな事になったの?松林家は 逃げた役者を捜し続けていたんだろう。 バカな事 言うな!だけど松林家は 私を消すためにその役者と一座を殺したとは考えられない?そんな事はない。

その方が見世物小屋の権一か。 昔 芝居小屋にいた木戸番の伜次郎吉だよ。 次郎吉さん!?思い出してくれたか!いや~ きれいになったなお糸ちゃん!そんな…。 次郎吉さんこそ昔 お父っつぁんがよく言ってたんですよ。 次郎吉さんを役者にしたらさぞかし映えるだろうって。 まさか… 松林家をいつも 見張ってんのかい?そんな事はねえ。 向こうも まさか 俺があの芝居小屋にいた者だとは思ってもねえだろ。

まさか 松林家は大物を狙っているのか?大物って?虎だよ 松林家にとっての。 間もなく ここに幕府の老中 水島出羽守の駕籠がやって来る。 その時だ! お前がこちらから 出羽守を射ぬく!使い慣れた道具が 一番よかろう。 出羽守様 ご到着である!お~ さすがじゃ。 出立!何事だ!?うわ~っ!逃げて!何やつ!?出会え! 皆殺しに致せ!小袖 殺すな!クッ!う~っ!千両箱を拾った目明かしというのは その方か?へい!それがしは南町奉行所定廻り同心の早崎市兵衛と申しまする。 なくなっちゃったのね…見世物小屋。