地球のほぼ反対側で起きた地震で、日本では長時間にわたって、津波注意報が出ました。 津波注意報が解除されたのは、午後6時。 なかなか解除されなかったのは、どうしてなんですか?国内で最も高い60センチの津波が観測された岩手県久慈港の潮位なんですけれども。 それには日本周辺の地形が影響していまして、1回、このチリの沿岸で発生した津波が、日本にこのように向かっていくんですけれども、1日かけて伝わりまして、日本の沿岸に到達すると。
さあ、次は日本が南極海で行っている調査捕鯨についてです。 この調査捕鯨が、国際条約に違反するかどうかが争われている裁判で、国際司法裁判所は今週、現在のやり方では認められないとする判決を言い渡しました。 南極海で行われている、今のやり方での調査捕鯨は、認められないとするものでした。 調査捕鯨を始めるきっかけになったのは、1982年のIWC・国際捕鯨委員会の決議でした。 そして日本は、1987年から調査捕鯨を始めました。
つまり実態は商業捕鯨だとするオーストラリア側の主張は退けられた形です。 枠を設定したのに捕獲していないクジラもあることを指摘しまして、水産庁では、捕獲枠や手法など、調査の抜本的な見直しを始めました。 一方、北西太平洋で行っている調査捕鯨については、判決の対象になっていないため、予定どおり行う方針ですが、今後、見直しを迫られる可能性もあります。 今回、このほかにも多く見つかったという手塚治虫さんの貴重な資料。