柳亭市馬の演芸図鑑「ゼンジー北京、春風亭小柳枝、岡千秋」

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この番組のまとめ

今日から「演芸図鑑」の司会をやらせて頂く事になりましたいわれるんですけど私は その前座になる前1年半ぐらいの見習い期間がありまして虫けら以下の生活があってこれは 思い出すとまあ 大変な事がありましたがこれから おいおいお話をする事にして…。 さて 今日の出演者をご紹介致しましょう。 いや~ ホントに 大ベテランでそして落語は 春風亭小柳枝さん。 好きなところへきたらストップかけて。 好きなところへきたらストップかけてちょうだい。 どこでもいい 次ねストップかけてね。 えっ?ストップ。

何だか知らねえけど大家の所から使いが来てよ長屋中 そろって顔を出せってんだよ。 『ばか野郎! 大家のとこの月々の金だ』って言ったら『まだ もらってねえ』って言ったからこれは 大家は怒るよ。 お前たちに聞きてえがな世間で うちの長屋の事を何といってるか知ってるか?」。 貧乏長屋トンネル長屋 三日月長屋戸なし長屋」。 まあ 貧乏長屋というのは 俺をはじめとして金持ちは 一人もいねえ。 三日月長屋 トンネル長屋のようにも見えるだろう。 しまいの戸なし長屋というのは気に入らねえ。 何だ 戸なし長屋ってえのは。

この貧乏長屋の連中ぞろぞろ ぞろぞろ上野のお山か何か行って桜の木を ぐる~っと回ってションベンして 帰ってくんの?」。 ガタガタ言うといけねえからなはなのうちに断っておくけどな酒といっても本物じゃねえんだ」。 大家さんね ちょいと まだ仕事が残ってるんですよ。 「もう~ それじゃあ 大家さん連れてって下さい」。 「大家さん 連れてって下さい!」。 「大家さん 連れてって下さい」。 「大家さん ○△□※…」。 「大家さん 連れてって下さい」。 「大家さん 津れてって下さい」。

さあさあ ここでもって毛氈を敷いておくれ。 おい どうした?毛氈は どうした? 毛氈」。 「えっ 大家さん毛氈 あそこにいますよ。 お~い 毛氈 こっちだとよ〜。 こら 毛氈!あの野郎 聞こえねえのか?」。 「ばか野郎 聞こえたって返事する訳ねえよ。 何だって毛氈をそんな細長く敷くんだよ?」。 「だって 大家さん 長屋中ここにズラッと並んで座って前へ缶からを置いて頭 下げるんじゃないんですか?」。 「この野郎 急に下戸になりやがったな。 「ばか野郎!宇治の酒ってえのがあるか!」。

「およし ばか野郎!いい加減にしろ!誰か 卵焼きにしろ 卵焼き。 よく出来たよ どうだい?羅お屋のじいさんどうだい? 卵焼き」。 「すいません 大家さん卵焼きを頂きます!」。 いや いや いや…何 何? 『長屋中』。 『桜花』とか『花咲くや』『花散るや』といくのを『長屋中』と逃げたところは本物だ。 『長屋中 歯を食いしばる花見かな』」。 ♪「芸のためなら 女房も泣かす」この「浪花恋しぐれ」という名曲を作曲なさいました。 作曲家の岡 千秋先生。