今は 親衛隊の兵は 皆 温陽へ行き宮殿には兵曹と義禁府だけです。 そうなればこのような遅くに お越しとはどのような御用でしょう?王妃の座を拒みながらなぜ 世子の座を狙うのだ?そのくせ ヨニン君の妻に地位も無い男の娘を選びそればかりか世子の心まで つかんだ。 王妃様は すでに私と ヨニン君を巡る噂に疑問を お持ちなのですね。 それで このような遅くに訪ねてこられたのでは?なに… 王妃様が?寶慶堂へ行かれたというのか?さようです。
回想私の力が必要とはどういう事です?淑嬪様が宮殿を出るのを 早めて下さい。 何ですって?淑嬪様が イヒョン宮へ行くのを明日にして頂きたいのです。 どうなってる?王様が ご乱心と思ったら今度は王妃様まで おかしな事に…。 それで 淑嬪様は 黙ってやられてばかりでは あるまいな!?王妃様。 淑嬪様を護衛する兵も満足に いないというのに!奴の狙いは これだったか。 淑嬪様が 宮殿を出るにはわずかに残った兵まで淑嬪様と ヨニン君様の護衛に分けねばなりません。
淑嬪様を護衛する者の数がとても足りない。 淑嬪様 何としても出発は 延ばさなくては。 淑嬪様。 淑嬪様の お命を狙うとしたら…。 回想陰で 何か企てているのは 淑嬪様では?あの男がここまでして狙うものとは。 いいな!?宮殿の外へ?どこへ行かれたのだ?世子様に ご挨拶したかったが一足 遅かったな。 はい 淑嬪様。 ご不在の隙を狙って淑嬪と側近たちが世子様を殺めようとするのです。 それは そうとホヤンは どこへ行ったのだ?決まってるでしょう淑嬪様が 宮殿を出るから見に行ったんですよ。