憲法記念日特集「9条と集団的自衛権」

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この番組のまとめ

これに対して安倍総理大臣は憲法の解釈を変えることによって先週、発表された日米共同声明でアメリカは安倍政権による検討を支持しました。 これまで歴代の政権は憲法9条のもとでは集団的自衛権は行使できないとしてきました。 けさは各党の代表に集まっていただき憲法9条と集団的自衛権について1時間40分にわたりじっくり議論してもらいます。

そういう中で、しかし国内の侵略を受けたときの対応についてはですね国民の生命・財産を守るというのは国にとっての最低限の責任でありますので個別的自衛権というのは…憲法9条には個別的自衛権も集団的自衛権も出てこないんですけれどもそれは、認めるということで途中で少し解釈を変えて認めてきたということだと思います。

憲法改正を前提とした政策なんかも打ち出してるわけですしそういう意味で改憲なのか、護憲政党なのかということで色分けすれば改憲ということを考えてるわけですけどもじゃあ、憲法9条ということでいえばですね、そうした中でこの9条の掲げている平和主義の理念というものは非常に尊いものがあるしこれは、より発展させていく必要があるというふうに思いますけれどもこの文言そのものはですね先ほどの話にもあったような特に2項のいろんな議論が分かれるようなところとかですねいろいろな部分ありますので明確にするためにこれは大いに議論のそ上

こういった日本国憲法が抱えてきた理念というものをしっかり守っていくべきだし特に戦後復興で軽武装で経済優先と。 そのために今の9条というのをどう機能させていかなきゃいけないのかということを個別的自衛権の行使といいながらですねとりわけ、北東アジアの情勢は大変厳しいものがあるというふうに思います。 憲法9条は集団的自衛権の行使を禁じている。 個別的自衛権は侵略されれば行使できるわけですから他国で、異国で日本が武力行使することを禁止している。

自民党は憲法改正草案もまとめておられますし…それは大人が知恵を出してですねいくらなんでもそれはひどいだろうということで自衛隊は憲法違反ではないということをしたという。 そういう人が憲法改正に着手したらこれはどこにいってしまうか分からないという恐怖感がありますよ。 維新の会・小沢さんはいかがですか?維新の会もですね直ちに憲法改正をしようと9条を改正しようとこういう話を言っているわけではありません。

集団的自衛権の行使もそうです。 やはり、今、9条の改正という話出てますけどもその前に、解釈で変えるということをやって集団的自衛権行使を可能にして。 国を武力で守る自衛権には個別的自衛権と集団的自衛権があります。 一方、集団的自衛権は同盟国など密接な関係にある国が攻撃されたとき、その国と一緒に反撃できるという考え方です。 この集団的自衛権について政府は権利としては持っているが行使…つまり、使うことはできないとしてきました。

ということで、改めて高村さん今、政府はそういう方向で進めていますし自民党でも議論が進んでいるようですけどもこれ、やっぱり集団的自衛権の行使は認めるべきだというふうにお考えですか?一部認めるべきだと思いますね。 典型的な集団的自衛権誰でも思い浮かべますよね。 日本の平和と安全を維持し国の存立を全うするために必要最小限度のものも集団的自衛権の中に一部あるでしょうと。 それから、先ほど申し上げた今の厳しくなったといわれるこの安全保障環境の中で集団的自衛権を認めることがなぜ日本の安全を確保することにつながるのか。

必要最小限の自衛権というときはですねもちろん、個別的自衛権は当然、含まれるけども集団的自衛権っていうことも当然ありえるんだろうと思いますが、わが党の正式な見解というのは、安保法制懇が5月にも…今月にも報告をまとめるでしょうから集団的自衛権の行使に関して解釈改憲も明文改憲もやるべきではありません。 それは集団的自衛権とは何か他国防衛のために武力行使する。 だから集団的自衛権の行使といって他国防衛を理由に大国が侵略して泥沼の戦争をやっているのがこれが集団的自衛権の行使であると。

ですから、それはある意味でいうと個別的自衛権を拡大していくという話にもある意味ではつながっていくグレーゾーンだと思ってますからそういった概念論争はやめようと。 結いの党の江田さんはどうですか?集団的自衛権。 これは個別的自衛権の範囲でこの対処方法も決まっていないわけですからそれをしっかりとグレーゾーンを対処しましょうと。 3番目がまさにそれが個別的自衛権今、集団的自衛権になっていますが個別的自衛権や警察権でできるのかできないのか。

だから、そういうことも含めてきちんとした限定の中身とそして、それが従来の憲法解釈それと論理的に整合性があるものなのかどうかということもきちんと説明されないと限定、限定というひと言だけではですね私は国民も判断できないと思いますよ。 限定というのは法理的に言えば国民の国の平和と安全を維持し国の存立を全うするために必要最小限度のものこれが限定です。 これは集団的自衛権の行使だといって武力行使に加わることが可能になるわけだし今、安保法制懇の議論の中では集団安全保障で多国籍軍の参加まで言いだしてるわけでね。

要は議論を建設的にぜひ進めたいと思ってまして維新の会は、ご案内のとおりすでに、その歯止めをですね6項目をその中でも特に重要なのはあくまでも、わが国の平和と自国民の命安全を守るためにするんだという話をですねしっかりと言っておりまして具体的にいえば、わが国の平和および安全に重大な影響をそれから、もう一つチェックをするときにですねわれわれは内閣法制局ではおかしいとその場合にはきちっと司法もチェックする。

できれば個別具体的的ケースがさっきから議論あるように個別的自衛権のね、解釈を杓子定規なものを多少、やっぱり適正化して現代的に合わせていくとか警察権の範囲で認めるっていうことで個別具体的に、今、安全保障上求められてるケースに対応できるんであればねそれにこしたことはないわけで。

砂川事件、最高裁判決が集団的自衛権の行使を認めた判決だという憲法学者はほとんどいません。 しかも、この判決が出たあと自民党政権も集団的自衛権の行使は違憲だと言ってきたわけで私も法律家の端くれですが一切、そういう議論はありませんでした。

先ほども聞いたんですけれどもその安全保障環境が変わったから集団的自衛権を認めるべきだということを、より具体的に語っていただきたいんですね。 日本自身の安全が危機にひんしたときにはアメリカは日米安保条約に基づいて集団的自衛権を行使して日本を守る責任が、義務があるという立て方になってますね。

アメリカ以外の国がやられたときに集団的自衛権でいくという話をお考えなのであればそれは日本の安全にどういうふうにプラスの影響を及ぼすのかということもよく分からない。 そういう中で世界の警察官としてアメリカに頼ってれば基地、提供すればやってくれるよという時代からそうでない時代に入っているということはあるしまた、北朝鮮が核だとかミサイルだとか整備してですねそういう危なさもある。

それこそ吉田内閣のころはまさに自衛隊とかの保有なんかでさえ問題だという解釈もありましたしもしくは、その後もですねこれ、安全保障とは関係ないけど例えば、総理大臣が衆議院を解散するというのは昔は憲法69条に基づく内閣不信任案が通ったときのみ与党も不信任に賛成したうえで解散したっていう例もあったんですが今は、憲法7条に基づく解散もこれは毎回、もう最近はずっとそれでやってるわけですよね。

武力行使は発生してないけど急迫不正にそのおそれがある場合は座して死を待つのかやっぱり防衛のためにやるべきではないかという概念もあるし、それからさっき機雷の敷設、言いましたけどねこれ、武力行使の着手としてそれを掃海するのは当然、個別的自衛権の範囲だと警察権の範囲だという解釈もできるからなぜ従来のようにね自民党政権は知恵を出さずに公明党さんがおっしゃってるようにね。 砂川判決をもちろん読みましたけれども集団的自衛権の行使を認めてなんか、全くいないですよ。

だから、もし必要な自衛のための措置の中で集団的自衛権という名前がいわゆる合憲性の最終判断所はどこですか?ということですよね。 その合憲だと思われるというまさに判断に対して合憲性の最終判断をするところは私は最高裁判所だと今の現行憲法では…われわれは集団的自衛権の話は先ほども申し上げましたように概念論争はもう、どっちでもいいと。 だから、さっきも言ってるようにこれは、やっぱり、きちっとね国民投票法制も今、衆議院成立…通りましたから、国民の皆さんに決めてもらうべきだと。

みんなの党・水野さんもう一度、解釈による…憲法解釈変更による行使容認という…。 安全保障上の必要性から自衛隊に、どういう役割を担ってもらうのがね大事なのかと。 もう一つはですねどうも、高村さんも、やっぱり閣議決定やっちゃってそれから具体的な法律の段階で国会で議論したらいいというふうにお考えのようですけれどもそれは違うと思うんですね。

ですからさっき申し上げたようにね杓子定規に考えるんじゃなくて武力行使の着手であるとか専制的自衛をせざるをえない場合とかなるべく個別的自衛権の解釈の適正化というところでね認めていくべきだと。 先ほどの高村さんのお話聞くと、結局ですね自衛隊に戦死者出るかもしれない他国の人を殺傷するかもしれないことを閣議決定と法律で決めるってことは多数党がね国会で決めるってことですよ。

どう協議をしていくのかというふうになりますしできれば、国会開会中に閣議決定したほうが望ましいと思います。 休会中だってねこんな大事なことですから議論できますし、それを待ってどうして閣議決定できないんですか。 閣議決定をいつやるかはねそれは内閣の判断でしょうからそれはそれでいいんですが国会は国会で議論を始めれるんですよ。 閣議決定の前…前にというか閣議決定してから議論するのかそれとも、あとから…。