第68回全日本体操選手権「男女・個人総合」~代々木第一体育館から中継〜

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この番組のまとめ

男子はシドニーオリンピックの代表齋藤良宏さん女子は北京オリンピックの代表上村美揮さん。 更には6年後の東京オリンピックを目指して10代の若い選手を中心に活躍が期待されています。 北京オリンピック代表現在はJOC専任コーチングディレクタージュニアアスリート担当として若手選手の育成にも携わっていらっしゃいます。 前半2種目終えた時点でオリンピック2大会代表の美濃部ゆうがトップです。 寺本選手、このあと得意の平均台を控えていますのでそこで点数をどこまで伸ばせるかといったところが注目になってくると思います。

寺本ですが全日本選手権初優勝がかかります。 今日、1種目め高い得点をマークしてそして得意の段違い平行棒でも減点法で評価するE得点。 全日本選手権は2回目の出場です。 名古屋のレジックスポーツでは寺本明日香選手と日常的には一緒に練習をしています。 非常にスケール感の大きい演技をする選手ですね。 そういったところ、少し減点になってきてしまうんですが大学生になって表現力が身についた選手だと思います。 そしてロンドンオリンピックの代表寺本明日香今日は予選2班での演技になっています。

そして去年の世界選手権代表種目別のゆかでは4位になった、村上茉愛。 フィニッシュの技も後方の屈身2回宙返り。 3本目のアクロバットは宙返りのコンビネーションを予定しています。 この春、日本体育大学に進学しました。 少し守った演技になってしまったんですけれどラスト、後方の屈身の2回宙返り非常に高さがあったと思います。 ポイントはどの辺りですか?しっかりと踏み込んで昨日の予選は、自己採点は50点ぐらいの演技です。 ロンドンオリンピックの代表を僅かな差で逃して迎えた昨シーズンは全日本選手権、初優勝。

初優勝を狙う寺本明日香。 去年はこのゆかを迎える時点でトップに立っていながら最後に大きなミスが続いて優勝を逃した寺本明日香。 寺本の演技構成を考えたうえで上村さん、追いかける寺本どんなふうにご覧になりますか?寺本選手はダンス系の難度も上げてきていますのでそういったところもしっかり見ていきたいと思います。 大学生になってエレガントな演技を目指すより芸術性の高いダンス系の技で難度を上げにかかっています。 ジョンソンジャンプの2分の1ひねり。

寺本のここまでの演技について跳馬と平均台で予選より得点を挙げてほぼパーフェクトの内容今、持っている力を出し切っていると。 その寺本、笹田を追いかける形ですが最初にH難度の大技を持ってきます。 このあとにももう1つ難しいF難度のシリーズ伸身の2回宙返りを予定していますがここは屈身に変えてきました。 世界選手権そしてオリンピックでのゆかのメダルを視野に入れています。 去年、世界選手権でメダルにあと一歩と迫ったことで非常にゆかで世界を目指すんだという意識がなおさら強くなったというふうに話しています。

さあ、これを見た、寺本明日香。 よりエレガントな大人の体操世界で戦える体操を目指して全日本選手権に向かってきています。 寺本明日香は笹田との差がわずかに0.1。 この動きですと減点、どのくらいになりますか?アクロバットの難易度はこれまでと同じでジャンプやターンの難易度アップに取り組んできた寺本明日香だったんですがもう、優勝を確信していますね。 翌月のNHK杯は寺本明日香が制しました。 寺本明日香は2位。

差としては1.90ということで内村がまた大きなミスを2つほどしてほかの選手が並んでこれるというそういった点数になるんですが。 今日の内村の得点をご紹介しています。 このあとの選手にとって残り2種目少しでも内村を追い上げていけるかという大切な種目になってきます。 齊藤優佑選手は、はじめに単棒1つのバーで倒立を行う技で入っていきますね。 技そのものの減点はなかったんですけれどもそれをつなぐ倒立の箇所で栄えある全日本1班ですが。 こういうなんでもない箇所なんですが今大会は選手のサポート役に回っています。

武田選手も大きな目に見える減点箇所というものはなかったですね。 最後は、E難度前方ダブルではなくD難度の後方屈身ダブルで下りてきました。 得意にしている平行棒を迎える去年の世界選手権個人総合、銀メダリストの加藤凌平です。 この平行棒もいまや大きな得意種目、その演技。 平行棒を大きな得点源と考えている神本ですがここから挽回できるか。 神本はD難度技の難度では6.9という構成を予定していてこれは内村よりも0.2高い難しい技を並べている構成です。

第1回のユースオリンピック個人総合優勝。 本当に大学2年生の神本大学3年生の野々村、加藤にとっては明確な大きな目標として世界選手権史上初の4連覇を去年、達成をした内村がいます。 この全日本個人総合、初めて決勝の舞台を今、戦っています。 去年の世界選手権ゆか、日本史上最年少の金メダリストになりました。 やっぱり、小さいころから個人総合ができる選手は日本人っていうイメージがいつも着地を決めてきれいだなと思われる体操をしている印象があるので。

5種目終えた時点で9位の齊藤着地は小さく後ろに1歩です。 徳洲会に入ってから最後の着地伸身の新月面で下りてきました武田一志、最後の鉄棒です。 この2日間、本当に今大会は予選では実力者がミスが多く出るということもあったんですがこの武田は、2日間安定していましたよね。 5種目終えた時点で3位の加藤との差が0.950。 最終種目この辺りから、いわゆる表彰台そのためにも大切な鉄棒になってきます。

それぞれがいい意味でのライバル意識手がしっかり入りきってなかったですね。 去年、これまでの連覇の記録を打ち破って、単独最多の6連覇達成しました。 こうした歴代の名だたる冨田さんさらには遠藤幸雄さん竹本さん、小野さんそして今も現役の塚原直也。 野々村が2年連続でロンドンオリンピックそして、去年の世界選手権の代表を僅差で逃して本人の中では今年こそという世界の中でも大舞台で戦いたいそういう意識があります。 その差を縮めたい同じ加藤を見ながら野々村も力をつけてきた。

非常に高い得点でこの笑みを見せながら春先の大会は、非常に選手のコンディションを合わせるのが難しい中でかなりレベルの高い優勝争いがあったと思います。 そして高校生も堂々とこの舞台で戦っていたのが非常に印象的でしたしそういったものが、これから日本の体操界にとって本当にプラスになると思います。 本当に内村と一緒の空気の中で演技をするというのは各選手にとっても非常にいい経験になっているようですね。 放送席、そして会場の皆さん今年の優勝者、内村航平選手そして、笹田夏実選手です。