NHKスペシャル 東日本大震災「防潮堤 400キロ~命と暮らしを守れるか〜」

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この番組のまとめ

百数十年に一度の津波も防ぐという新たな防潮堤の高さは最大16メートル。 田老の町は 防潮堤による津波防災の先進地として世界に知られていました。 防潮堤は津波の第1波を食い止め避難のための時間を少なくとも数分稼いでいた事が分かりました。 数十年から百数十年に一度の津波はレベル1とし 防潮堤で防ぎます。 防潮堤は あくまで 津波から逃げる際の 時間稼ぎにすぎず地震が起きたらすぐに避難するよう呼びかけています。

被災地の中で とりわけ防潮堤への反対意見が相次いだ宮城県気仙沼市での議論をご覧下さい。 百数十年に一度の レベル1の津波を防ぐための防潮堤の高さは漁協の幹部やホテル 飲食店の経営者などが勉強会を立ち上げ大規模な防波堤が 漁業や観光業に及ぼす影響などについて検討を始めました。 一方 防潮堤計画を立案した宮城県。 一方 県は津波で浸水した場所に県と大谷地区の住民たちが対立した 防潮堤の高さ。

3年前 高さ20メートルの津波に襲われ40人が犠牲となったこの地区で 県が計画している防潮堤の高さは景観などへの影響を心配する一部の住民から防潮堤の費用対効果について疑問の声が上がりました。 防潮堤計画に疑問を抱く住民は専門家と共に代替案を検討していました。 費用対効果という観点から防潮堤計画の見直しを求める提案。 守るべき住まいがなくなった防潮堤など費用対効果が小さく事業性に問題がある計画が計画の見直しを検討すべきだといいます。 防潮堤計画に異論が相次いだ前回の説明会から2か月。