木曜時代劇 吉原裏同心(3)「許せぬ奉行」

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この番組のまとめ

幼なじみの神守幹次郎殿は私 汀女をおにいさん 寄ってってよ。 ところで 先日の一件始末をつけるのに 苦労したぞ。 時に もうすぐ玉菊灯籠だな。 玉菊灯籠?吉原の大切な盆行事でございますよ。 時に お奉行様のご視察っていうのは やはり…。 今年は 南町奉行村山信濃守様がおいでになる。 おい それより奉行の視察の件だが…遺漏なきようにしないとな。 幹次郎殿と私は四郎兵衛会所のお世話で相庵先生がいらっしゃる長屋に住むようになっていましたあっ お帰りなさいまし。

ここは?ここは 羅生門河岸といってな年を取ったり 病気になったりした女たちが流れてくる所さ。 きくって女は昔は 三浦屋にいて吉原随一になろうかっていうほどの売れっ子だったんですがね何に つまずいたか切見世まで 落ちてったんです。 太平自身あの時 一体 何をしてたんだい?ずっと店にいたと言ってた。 その方 そのあとで奉行所に 恨み言を さんざん言っておったそうではないか。 …で その腹いせにお奉行様に 卵を投げたのか!?さような事は致しません!何の証拠があって…。

まあ村山様らしゅうござんせん。 うん?村山様と申せば大層 広いお心をお持ちのはずゆえありがたき事にござんす。 病に侵されてる人がいるそばでケンカなんか しないでちょうだい!それで 薄墨太夫のおかげでお奉行様のお怒りは収まったのでしょう?いえ。 え?今の南町奉行 村山様です。 そのころは普請奉行を務めておいででした。 村山様は きくさんを身請けして妾にしようとしました。 …で お話というのは?奉行の村山はいろいろと評判の悪い男です。