それにしても陽明君様は 遅いな。 陽明君様!ハハハハ いとしの ホ・ヨム!首席合格だってな?あ~ おめでとう!陽明君様。 世子様。 世子様。 何です? ホ・ヨムですと!?せっかくの侍講院の席に息のかかった者を据えられず乳くさい若造に 結局 その座をくれてやったというのですか!?その座が どれほど大事なものかそなたも 分かっておろう!推薦には 万全を期せと確かに申し伝えたはずです!ホ・ヨムですが 世子様に太刀打ちできるとは まず思えません。 王様の信頼厚い弘文館 大提学の息子ぞ。
そう見えるか?もしや 宮殿で何か おありになったのですか?兄上の事を 世子様がわざと困らせているとか…。 あ~ いや そうではないが世子様から 難しい課題を与えられたようだ。 何だ?兄上は 世子様のお心を開きたいのですね?いい方法でも あるのか?本日の講義はこれにて終わりと致します。 世子様が 正解されたらお望みどおり 私は侍講官の職を辞しましょう。 ならば 正解は 何だと言うのだ?そなたは私を からかっておるのか!?世子様の意に反した お答えだとそのようになるのでしょうか。
ならば 今日 私を諭したのは 師匠ではなくて師匠の妹君か。 わが陰の師匠賢い妹君に贈るのだ。 功臣の団結を促す 催しすら行わずましてや我々を排除しようとするとはどういう事だ!これまでの例に ならえばユン・デヒョン様は 領議政の座にとうに 就いておっただろう。 王様の気持ちが傾くのも 無理ないわ!王様は 侍講院の人事で大提学の息子を登用した。 お前…宮殿見物でも してみるか?急に 紙が入り用という事は手紙でも書くのですか?手紙ではなくて… 反省文ね。
巾着を返しなさい!巾着って 何の…?気付かないと思った?お前は わざと ぶつかってきてホコリを払うふりをしながら巾着を盗んだだろう!そんな… 盗んでませんよ!全く… 性根の腐った子だ!その顔に「泥棒です」と彫ってもらったらどうだい! どこにあるの?ほら 出しなさい!だから 巾着なんて盗んでませんってば!やめなさい!これは お嬢様。 回想兄が そのようにしか生きられないのはなあ これは どうだ?菊の花は 王様が唯一 好まれる花なんだ。 ならば 世子を指導した官吏たち全員に 褒美を遣わそう。
すぐに役所へ突き出し 顔に彫り物をって勢いでしたがユン様のお嬢様が 割って入り屋敷に連れていきました。 この使用人は売り買いする品物ではなく私の友人で 家族同然なんです。 妹君はどんな人なのだ?はい?師匠の悩みを聞いて 解決策まで出すぐらいだから間違いなく 聡明なんだろうが一体 どんな方なのだ?世子様今は 講義の時間でございます。 王女様。 王女様 お待ちを!お待ちください!お父様。 ところで 王女がここに 何の用かな?お父様。