♪~先月 世界文化遺産に登録された 富士山古来 人々の信仰を集め多くの芸術作品を生み出してきました今回世界遺産に登録されたのは信仰の拠点や巡礼地をはじめ絵画や歌の題材となった景勝地です。 四季折々に美しい表情を見せる富士山の 絶景を捉えた「ハイビジョン特集」紅葉が一気に山を駆け下り森は 一面 豊かな色彩に彩られました。 今日は ここから富士山と 日本人の信仰や芸術との関わりについてお伝えしてまいります。 その富士山 今回文化遺産として 登録されました。
いや~ さすが 富士山高いなっていう印象があって富士山の存在の大きさを改めて 感じました。 ホント その富士山魅力あふれていて古くから 絵画のモチーフとして取り上げられてまいりました。 その変遷を見つめて日本人が 富士山に寄せる思いを探った番組をここで ご覧頂きます。 この絵の富士山は極端な急斜面に描かれていて在原業平が京の都から 東国へと向かう有名な あずま下りの場面です。 室町時代になると物語ではなく 風景としてなだらかな傾斜で幅の広い裾野を持った 富士山。
通りを行く人々を手前に大きく描き遠景に 小さく富士を配する事で富士山の姿を江戸の町のリアルな風景として描く事に 成功したのです。 遠近法がもたらされて以来江戸に住む画家たちにとって「東海道五十三次」で知られる浮世絵師歌川広重の「名所江戸百景」。 北斎は この連作の中で富士山と人々の営みをドラマチックな構成で映し出しました。
まさに 今 おっしゃった 一歩一歩信仰してっていう番組をこれからご覧頂きたいんですけれども実は 江戸時代から受け継がれてきました富士山信仰を記録した番組があるんです。 山梨県富士吉田にある…富士山の登山道が始まるこの神社を富士講の人々は欠かさず訪れます。 富士吉田は 富士講が盛んになる事で栄えた町です。 御師は富士講の人々に宿泊所を提供し信仰の手助けをしてきました。
ここからはですね山梨県立博物館で富士山信仰についても研究を続けてらっしゃいます堀内 眞さんに加わって頂きます。 この宿坊というのは 改めましてどういうものなんでしょう?そうですね 富士山に信仰的な登山をなさる方々に宿を提供して富士山の信仰をレクチャーして安全な登山をできるようにというふうな事でお山に送り出す宗教活動をしていた人を御師といいますが母屋の方はそのころ 建てられましてそれから 70~80年たってから離れを増築してという形で造られております。
ホントに 私たち日本人にとって大切な山大事な富士山ですけれどもその世界遺産に登録された事をきっかけにしまして富士山を守って そして伝統を受け継いでいくための取り組みが各地で始まっています。