気象庁の発表によりますと、強い台風11号は、先ほど午前6時過ぎに、高知県安芸市付近に上陸し、午前7時には、1時間に20キロの速さで北北東へ進んでいると見られます。 午前6時までの1時間には、高知県室戸市の佐喜浜で48.5ミリ、また午前6時までの1時間に、これまでの雨で、土砂災害の危険性が非常に高くなっている地域があるのは、三重、愛媛、徳島、高知、香川、和歌山、奈良、大阪、京都、滋賀、岡山、岐阜、茨城、それに千葉の各府県です。
住宅の被害も相次ぎ、三重県、宮崎県、大阪府、和歌山県、広島県、熊本県、鹿児島県の7つの府県で、屋根の瓦が飛ぶなど、合わせて54棟の住宅の一部が壊れる被害が出ています。 また床上や床下の浸水被害は、これまでに分かっているだけで、奈良県、三重県、大阪府、和歌山県、高知県、宮崎県、千葉県、滋賀県、徳島県の9つの府県で、合わせて97棟に上っています。
このうち全日空が、スカイマークが午前から午後にかけて神戸を発着する便など31便、日本トランスオーシャン航空が中部から那覇に向かう2便、新名神高速道路の亀山ジャンクションと甲賀土山インターチェンジの間、東名阪自動車道の四日市東インターチェンジと伊勢関インターチェ徳島自動車道の徳島インターチェンジと井川池田インターチェンジの間、松山自動車道の新居浜インターチェンジと川内インターチェンジの間、始発から平常どおり運転を始めました。
高速道路は、高松自動車道の鳴門インターチェンジと高松中央インターチェンジそれに瀬戸中央自動車道の坂出インターチェンジと児島インターチェンジの間のいずれも上下線で通行止めとなっています。 近畿地方は、和歌山県の一部と、兵庫県の淡路島が暴風域に入っています。
特別警報が出されている三重県では、四日市市は市内全域の13万世帯余りに、鈴鹿市は市内全域の紀宝町の一部にも避難指示が出ています。 気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水など、甚大な被害が発生するおそれがあるとして、三重県の全域に大雨の特別警報を出して最大級の警戒を呼びかけてそれに飯田線の豊川と天竜峡の間の上下線で、昼過ぎにかけて運転の見合わせが決まっています。
お伝えしていますように、強い台風11号は、高知県の南の海台風で高知県の室戸岬では、午前4時半過ぎに52.5メートル、高知県の馬路村魚梁瀬で47ミリ、徳島県上勝町の福原旭で46.5ミリ、和歌山県古座川町の西川で35.5ミリの激しい雨が降りました。 また気象庁は、これまでに降った大雨で、甚大な災害の危険が迫っているとして、三重県に大雨の特別警報を発表し、土砂災害や浸水、川の氾濫に最大級の警戒を呼びかけています。
女性の活躍を推進する姿勢を率先して示したいとして、複数の女性閣僚を起用する方針で、これまで党三役の一人として、安倍内閣を支えてきた自民党の高市政務調査会長、それに小渕優子元少子化担当大臣、一連の外相会議。 会話を交わしたのは、外務省の小野北東アジア課長と、交わされた会話の内容は明らかになっていませんが、北朝鮮が拉致被害者らを調査するために設置した特別調査委員会が、ことし夏の終わりから秋の初めごろにかけて、最初の調査結果を日本側に伝えるのを前に、調査の進捗状況などを巡って、意見が交わされたものと見られます。