和歌山県新宮市の熊野川では、局地的に1時間に80ミリの猛烈な雨が降るおそれがあります。 水は、きょうの昼ごろになって、引いてきているということですが、消防本部によりますと、町内は広い範囲で水につかっていて、高知県の四万十川は、一部の観測所で、和歌山県などによりますと、新宮市熊野川町の日足地区で、熊野川の右岸が氾濫したということです。
近畿地方では、午後2時半までの1時間には、この雨で和歌山県や兵庫県では、すでに土砂災害が発生したり、川が氾濫したりしている地域があります。 欠航が決まっているのは、またピーチ・アビエーションの関西空港と新千歳・成田、福岡などを結ぶ24便、ジェットスター・ジャパンの関西空港と成田、福岡、那覇を結ぶ11便、スカイマークの神戸空港と羽田や新千歳などを結ぶ21便、これらの便の欠航が決まっています。
東海地方には台風本体の雨雲がかかっていて、午後2時半までの1時間には、静岡市井川で59.5ミリの非常に激しい雨を観測したほか、岐阜県の本巣市根尾で46ミリの激しい雨が降りました。 気象台では、三重県では土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をするとともに、そのほかの地域でも、引き続き厳重な警戒を呼びかけています。 また午後2時までの1時間には、栃木県が那須塩原市に設置した雨量計で、50ミリの非常に激しい雨を観測しました。