軍師官兵衛(32)「さらば、父よ!」

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この番組のまとめ

官兵衛様に頼らずとも我らは この大軍。 そのころ 官兵衛は戦場から遠く離れた備中で毛利との領地分割折衝のさなかにあった。 ♪~毛利との折衝を終えた官兵衛には播磨宍粟郡山崎に新たな領地が与えられた。 官兵衛 よい城ではないか。 なに 官兵衛とわしが陣におれば徳川ごときに負けはせんかった。 毛利と 和議は結んだがはっきりと 領地の分割を決めた訳ではなかったゆえのう。 どうじゃ? 官兵衛。 帝の御意を奉じた関白殿下が各地を平定する事は何よりの大義名分。 官兵衛…。

もう一人のご正室としてお迎えすると上様は仰せでございます。 何じゃと?お前様は 何故官兵衛殿を遠ざけなさる?遠ざけてなどおらぬ。 小牧長久手の戦では官兵衛殿がおらぬまま 戦を始め敗れてしまいました。 今も また官兵衛殿に相談せぬままお前様をどれだけ助けてきたか。 お久しぶりでございます官兵衛様。 官兵衛!ハハハハハ。 兵を無駄に死なせるおつもりか!先の戦上様の兵力は敵の倍以上ありました。 官兵衛様!それを勝利に導くのが軍師殿のお役目では…。

これでは 父上に顔向けできぬ。 されば恐れながら申し上げますが…黒田様が この地に入って以来道や堤を造ったり駆り出される事が多く皆 嘆いております。 戦の事は分かっても百姓の事は何も分かっとらん!そうじゃ!父上を侮る事は許さぬ!若!何をなさる!何でも言えと仰せゆえ申し上げたまで。 ごめんくださいませ!又兵衛でございます!大殿!こっちじゃ。 これは… 栗山様 母里様…ご無礼を…。 大坂から山崎へ帰る途中父上のご機嫌伺いにと思い。 父上 何か心配事でも?あ… はっ。