局地的な豪雨で、広島市内の各地で住宅が土砂に巻き込まれる被害が相次ぎ、警察によりますと、2歳と11歳の男の子を含む18人の死亡が確認されたということです。 では、広島市安佐南区の上空から中継でお伝えします。 多くの土砂崩れが起きている広島市安佐南区の上空です。 捜索が続く広島市安佐南区の上空からお伝えしました。
政府は関係省庁の担当者を集めた連絡会議を開き、広島市内に現地災害対策室を設置して、住民の救助や避難の支援に当たることを決めました。 午前中開かれた連絡会議には、国土交通省や気象庁など、関係する省庁の担当者およそ40人が出席し、消防庁や警察庁の担当者から、午前中の段階で把握できていない被害が多数あると見られることが報告されました。 このため政府は、きょう中に内閣府や国土交通省などで作る現地災害対策室を、広島市の広島県庁内に設置して、住民の救助や避難の支援、それに被害状況の把握などに当たることを決めました。
広島県などによりますと、県内の多くは、花こう岩が風化して出来たまさ土で覆われていて、もろくて土砂崩れが起きやすい地質で、国土交通省によりますと、危険箇所に当たるということです。 ということは今回は、土石流に加えて、表層崩壊の土砂崩れも同時に起きていると。 その雨量なんですけれども、広島市安佐北区では、広島県が設置した雨量計で、午前3時50分もお話がありましたように、1999年6月29日に広島に大変大きな土砂災害を被ったんですが、そのときの雨量を見てみますと、29日の0時から24時の24時間で、255ミリ。
土砂災害に詳しい政策研究大学院大学の池谷浩特任教授にお話れる女性が心肺停止の状態で見つかり、警察と消防が、身元や通報との関連を調べています。 広島市では各地で土砂災害が発生していて、気象庁は引き続き、厳重な警戒を呼びかけています。 中国地方や九州北部では、昨夜から雨が強まり、広島市三入では、午前4時過ぎまでの1時間に、99.5ミリの猛烈な雨を観測したほか、午前4時半までの3時間ります。
今後も中国地方、九州北部を中心に、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。 では広島市安佐南区の上空から中継でお伝えします。 このうち広島市安佐南区八木の付近では、住宅の裏山が広い範囲にわたって崩れ、複数の住宅が土砂に巻き込まれる被害が出ました。 さらに広島市安佐南区緑井では、77歳の女性が土砂に流されて、行方が分からなくなり、その後、発見されましたが、死亡が確認されました。 また警察によりますと、広島市安佐北区可部東で、広島市消防局の消防署員の男性が、なくなっているという情報があるということです。