ヒロシマの科学者たちが第五福竜丸以外の漁船員の被ばくを初めて明らかにします。 プロジェクト発足のきっかけになったのは山下さんが長年にわたって行ってきた港の近くに捨てられていると聞き放射線量を調べてみる事にしたのです。 漁船員は 水爆実験のあとどうなったのか。 プロジェクトは今回漁船員の被ばく線量を測り健康への影響が現れるとされる国際基準の１００ミリシーベルトを超えるかどうかに注目します。 プロジェクトチームが 被ばくの実態に迫ろうとする ビキニ水爆実験。
爆心地から１．６ｋｍで被爆者が浴びた放射線量と ほぼ同じです。 より多くの漁船員が提供できる血液で細胞の中にある染色体のいくつかが 切断されます。 切断された染色体は元に戻ろうとしますがしかしより多くの漁船員を調べる事でこれまで 口を閉ざしてきた元漁船員たちが船に乗っていた仲間たちのために調査を受ける事にしました。 記録によれば１４隻の漁船員の体から放射線が検出されていました。 核兵器の開発を担うエネルギー省で機密文書に接していた…アメリカは核兵器の開発に不可欠だった核実験がアメリカに渡っていた検査記録。
当時の極秘文書からは アメリカが水爆実験で被害を受けた日本に対しある秘密工作を行っていた事も明らかになりました。 当時のアイゼンハワー大統領はその秘密工作を行うためＯＣＢは 他国の世論を動かす心理作戦を担っていました。 ＯＣＢは 原子力は兵器だけでなく夢のエネルギーにも使えると水爆実験の翌年 ＯＣＢが提案した原子力平和利用博覧会を日本は受け入れました。 「広島の原子力平和利用博覧会で６月１日１００万人目の入場者を迎えました」。