これまでアフリカでは20回以上にわたって感染の拡大と終息を繰り返してきましたが今回は感染者の数亡くなった人の数さらに発生国の広がりなどあらゆる面で前代未聞の事態となっていましてWHO・世界保健機関の事務局長は、今回の流行はエボラウイルスの歴史の中で最も大きく、最も深刻だとして今月、エボラ出血熱としては初めて緊急事態を宣言しました。 今回はギニア、リベリアシエラレオネという西アフリカの国々で発生しさらに、初めて人口が密集する首都で感染が広がっています。
感染が広がり続ける中現地で対応する医療従事者の負担が増し医療従事者自身が感染するリスクが高まっています。 先月までシエラレオネでエボラ出血熱の治療に当たった足立拓也医師です。 現地で対応する医療従事者を一人でも多く増やそうと国境なき医師団は世界中から志願者を募り研修を行っています。 今夜は、感染症治療の専門家をお迎えしています。
検査が必要と判断された乗客は直接、専用の車で病院に搬送され水際対策に力を入れる背景にはエボラウイルスの有効な治療薬がないことがあります。 万が一エボラウイルスを悪用したバイオテロが起きたときのための試験的な開発で今回のような大規模な流行に対応するものではなかったといいます。