旅をするのは フレンチ界のアーティスト山下敦司です。 尾瀬のある片品村とその隣の川場村。 キッチンワゴンは川場村からスタート。 そして帰国後 スイスに似た川場村の自然に魅せられ太陽君 初めて飲む羊のミルク。 牛乳に比べて 羊のミルクは脂肪分と たんぱく質が多くチーズの作り方も全く違うといいます。 現在の自信作は水分を抜いて固めたシンプルなフレッシュチーズです。 川場村の高原と羊に魅せられた岡本さんの挑戦。
これはね 味来。 収穫はねこうやってこれを持って甘~い味来。 そうするとここをどうしてもカラスにつっつかれやすいんで 味来は。 味来は 成長すると皮から実が出てしまう事があり鳥や虫の害に遭いやすい品種。 養蚕業を営んできた父 傳治さんが50年前桑畑を とうもろこし畑に替えました。 そして 平成9年新品種 味来に挑戦。 水やりを研究したり 土壌を改良したりして苦労を重ね糖度18を誇る味来作りに成功したのです。 味来を街道に出せたのは1年後。 多分ずっと この味来は作り続けていく種類だと思いますけどね。
こちらでは 幻ともいわれる尾瀬の大白大豆を使った豆腐を作っています。 豆腐好きが高じて20年前 豆腐屋に転身しました。 かつては豆腐などの加工品に抜群の食材だと東京の市場で高値が付きました。 ところが 安い大豆が輸入されるようになった昭和30年ごろから需要が減り栽培農家も激減。 そこまで やっぱ もう大白大豆にほれ込んだんですね。 大白大豆と豆腐を分けて頂きました。 生産者の熱い思いが詰まった尾瀬の食材を明日 どんな料理に変身させるのか。 山下シェフの修業時代の思い出深い料理をこれ崩さないように。
濃厚な羊のミルクで作ったフレッシュチーズを粗く刻み更に そこに羊のミルクを投入。 更に 大白大豆に一工夫。 チーズ とうもろこし 大白大豆。 復活を遂げた大白大豆とフランス料理を融合させた斬新な料理です。 羊独特の爽やかな酸味とコクとうもろこしピューレの甘みローストした大白大豆の香りが絶妙なハーモニーを奏でます。 やり続ける事ってのはやっぱ チーズにとっては必要な事ですかね?この料理が この素材がうまくね バランス良くしてすばらしい味ができたのと同じで出会いに感謝だね。