神守幹次郎殿は理不尽な夫から私 汀女を救い出し３年の逃亡の果てに江戸に流れ着きました。 どうしたのですか？実は 手習いに来ている柳里さんという人がえっ 圭次さんのほかに もう一人約束を交わした男の人が？何度も 私を殴りました。 賭場で 刃傷沙汰 起こして江戸所払いになりました。 圭次さんは徹三郎とは まるで違う真面目で優しい人です。 仙右衛門さんは 大丈夫なの？おう。 四郎兵衛様。 …で 首尾は？木曽屋さんの若旦那があなたを身請けしたいって話。
あとは江戸に舞い戻った徹三郎がおちよが死んだ事を信じるかどうかだ。 ちょっと お客さん！ お客さん！柳里！どいた どいた！あいつが徹三郎か。 へえ！なんとかして下さい！死んだ柳里とはなじみだったのか？なじみも何も ３年前に一緒になる約束をしたんだ！死んだものは しかたない。 柳里は どこだ？ どこに葬った！さて… 浄閑寺だったかな。 いや 柳里は 気立てのいい子でよく働いてくれた。 言え！ 柳里の金は どこだ！？知らん！ウソつけ！わ… 分かった！金なら 俺が出してやる！本当か？ああ。
バカ！ 何 言ってんだ！夫婦の契りを結んだのを忘れたのか！？だって 私の昔の事であんたにまで迷惑かけて…。 夫婦で迷惑かけんのは当たり前だろうが！ え！？こんな事で負けてたまるか！お前を離してたまるか！おちよさん 大丈夫かしら…。 イタタタタタッ…！大丈夫？ほら じっとしてないから。 こんちは～！おっ 玉藻さん どうしなすった？ああ おちよさん夫婦が しばらく別の所に移るっていうんでそこで使う賄い道具を持ってってあげようと思って。 まあ そのついでに仙右衛門さんのお見舞いでもしてあげようと思ってね。