特集 明日へ−支えあおう−「震災から3年半 若い世代は今」

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この番組のまとめ

避難生活の長期化で、体調を崩した方も多く、震災による犠牲者は2万人を超えています。 震災から3年半を迎えようとしている今、復興に向けた動きを象徴しているのが、この町なかに張り巡らされているベルトコンベアなんですよね。 私たちがいるのは、去年11月に営業を再開したホテル、キャピタルホテル1000です。 インターネットのNHKの公式サイトの中にある、♪~こちらは今回、中継でお邪魔している陸前高田市の仮設住宅。 リーダーは熊谷龍之介君中学3年生です。 出席カードも龍之介君たちの手作りです。

知花さんは、国連の機関である、WFP・世界食糧計画の日本大使として、そして個人としてずっと被災地のますか?そうですね、大変大きなことを乗り越えられてきて、今もいろんな葛藤があるかと思うんですけど、でもそんな若い世代の方から、力強いことばを聞けるとき、そういうのを聞くときっていうのは、私がなんかこう、励まされてるような、心強いような気持ちになりますね。

先ほど、一番最初に仮設住宅の中で、体操でね、一生懸命、リーダーシップを取っている子どもたちのVTRをご覧いただきましたけれども、最初ぼくら、考えていきたいのは、被災地で今、若い人たちがどういう役割を担うことができるのか、その役割を考えていきたいというふうに思うんですね。 福島第一原発から30キロ圏内にあるこの町は事故直後、放射線への恐怖の中地元出身の大学1年生。 この日は原発事故の被災地を巡る見学会で木村さんは様変わりしてしまった町を案内しながら、どうしたら町に人が戻ってくるのか考え続けてきました。

福島の独自の新しい文化を作ろうということで、佐藤さんの呼びかけでパフォーマンス集団、ロメオパラディッソというのを作った。 ロメオパラディッソのロメオというのは、ローカル・メンズ・オーガニゼーション、つまり、地方の男たちの集団を意味しています。

それ、具体的にどんなことをやってるかっていうのを聞いてみたら、実に、いろんなことなさってらっしゃってね、本日は表をちょっと作ってみたんですけど、スタンドアップウィーク、コドモプロジェクト、復興バー、いろんなものをやっていらっしゃるんですよね。 小学生や中高校生が、ソフトウエア開発や、ウェブデザインを学ぶ拠点にと作られました。

震災により2万棟以上の住居が全壊した宮城県石巻市。 仮設住宅などで子育てに追われ孤立しがちな女性たち。

ここでもう1人、ゲストをご紹介したいと思うんですが、被災者のための電話相談、よりそいホットラインを開設していらっしゃいます、一般社団法人社会的包摂サポートセンターの遠藤智子さんです。 よりそいホットラインは、24時間いつでも無料で受け付けている、電話相談です。

DV・ドメスティックバイオレンスというと、暴力を伴うものというイメージが強いんですけれそういったものが震災によって顕在化している?そういう条件に置かれている女性たちは、どういう状況になってるんですか?精神的にずっと追い込まれているということ?毎日、ずっと緊張して、だからいつ、どなられるかとか、いつちょっと暴力を振るわれるとか、子どもに当たられるとか、物に当たるとか、そういうことが、いつ起きるか分からないという状態なので、ずっと緊張してる感じだと思っていただければ。

岩手県立大船渡病院の小児科医長森山秀徳さん。 松村さん、松村さんがリーダー務めている、イシノマキ2.0でも、子どもたちの遊び場を再生させるというプロジェクトをやっているということなんですけど、どういうことを実際、やってみて、感じますか?そうですね、被災地でそういう子どもたちの遊び場が、仮設住宅だったりとかで、なくなってるっていうのは典型的な課題なんですけれども、でも、子どもたちって意外と、ないなら、ないなりに、工夫するんです。

被災3県の小中高にずっとチラシをまかせていただいてるんで、それとお母さんたちの相談も増えていて、内容は家庭の中の子どもを育てる力の低下の問題っていうことになると思うんです。

知花さん、例えば慶留間キャンプのほうで招いていたお母さんたちも、そういうような悩みを持っているとかってありますか?そうですね、具体的にこういったことかどうかちょっと分からないんですけれども、お子さんたちのやり取り、親子のやり取りの中ですごく気になるのは、毎年、同じようなことばを聞くんですけど、ママ、この海、入っていい?うちに、気付かない間に、いろんなものを自分の中でため込んでしまっていることってあるんじゃないかなって。

偏見は許せないと考える一方で番場さんは、若者たちが相手に放射線のことをきちんと説明できないことも原因の一つだと考えています。 しかし、事故直後は高かった放射線への関心も安全情報が伝わるにつれ年々減ってきていると坪倉さんは感じています。 放射線の知識を若者に定着させるには何が必要なのか。 宮城県南三陸町出身の田畑祐梨さん、19歳です。 大学生になってふるさとを離れた田畑さんは今震災の教訓を伝える活動を全国に広げようとしています。

岩手県陸前高田市の、再建されたホテルからお送りしている特集、明日へ・支えあおう。 これまで停滞していた農業も、ようやく仕事が始まったということで、このきらきらきらきらする風景ね、虫よけ、鳥よけですけども、こういった風景、陸前高田では当たり前にあった、そこでなりわいもあった。 実は震災から3年半を迎えようとする今、仕事を軌道に乗せようと、必死に努力を続けている被災地の若手経営者から、こんな不安の声が届いているんです。 宮城県気仙沼市でコーヒーショップの経営と水産物の輸出入をしている小野寺です。

遠藤さん、この仕事については、被災者にとってみれば、生活再建は非常に重要なことだと思うんですけれども、どういった相談が来ています?被災地での仕事、今、見させていただきながら思うのが、よりそいホットラインにかけてくださる方っていうのは、事業を興している側の方とかではなくて、雇用される側の方がほとよりそいホットラインでは非常に率が高くてですね、だからミスマッチっていろんなことばで出ますけれども、たぶんそ外へ出られないですとか、それから震災後の抑うつ状態になっているので、なかなか朝一番で出れるようなことはないと

と、コミュニケーション能力とかっていうのが、明らかに絶対に必要なおばあちゃんたちがパートとして働いて、お魚の内臓を取ってみたり、干してみたりって、ちょっとパートタイム労働的な形で、地場の仕事を持っていた。 本当によくいわれるのが、雇用のミスマッチということだと思うんですけれども、今おっしゃったように、いわゆる水産加工場、石巻、多いですけれども、3Kの仕事って、正直、敬遠される仕事だと思うんです。 さあ、ここまで仕事について、今、起きている問題について、宮城県石巻市十三浜地区です。

阿部さんだけじゃなくて、震災後、チャレンジをしている若い世代、たくさんいらっしゃるんですよね。 まずは、宮城県気仙沼市のタクシー会社経営、宮井和夫さん、39歳。 収益も、震災前より上がっていま次は、ツアーの開催では、大手旅行代理店とも提携しています。

まずは、岩手県陸前高田市、まさにきょう放送している所から頂きました。 岩手県陸前高田市は、相変わらず秋の空、青空が広がっています。 同じように被害を受けた青森、そして茨城、千葉からのリポート、茨城県北部にある会瀬漁港は震災で大きな被害を受けました。 その船を使い再開された定置網漁。 しかし、原発事故の影響で一部取れない魚もあり売り上げは震災前に比べおよそ2割落ち込んでいます。 定置網漁から戻った河田さん。 津波で大きな被害を受けましたが水揚げは震災前の8割に回復しました。

山田町ゾンタハウスです。 ボランティア団体から資金を得てそうした思いを形にしたのがゾンタハウスです。 今のVTRを見て感じたのは、実際に、レッドカップキャンペーンっていうのがありまして、学校給食プログラムっていうのがあるんですけど、学校に給食を支援して、それでみんなが、学校に通ってこられるようになるっていうプロジェクトなんです。

出た先で、本当にエコなことだったり、再生可能なエネルギーのことだったり、本当にいろんな勉強ができたりとか、また海外に友達が出来たりとか、すごく自分たちの視野も広がるし、生活の場というか、そういったものが本当に広がっている感じがあって、すごいよかったなというふうに思います。