特集 明日へ−支えあおう−いつか来る日のために 証言記録スペシャル高齢者の避難

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この番組のまとめ

今日は 災害社会工学が専門で長年 岩手県釜石市の子どもたちを中心に地域の防災教育を行っていらっしゃいます群馬大学教授の片田敏孝さんにお越し頂いています。 近所に住む家族が駆けつけ指定された避難場所に逃げるよう促します。 しかし 赤沼さんは同じ避難場所に逃げるのを断念します。 岩手県陸前高田市の…「私は逃げない」と言った寝たきりのおばあさんをふだんから訪問していた介護士や 近所の人も集まって避難するよう説得しますがおばあさんは応じようとしません。

ご高齢の方々や障害をお持ちの方々の避難がいかに大変かという事を物語る証言の数々だったと思います。 高齢者の方々どれだけ難しい状況があって避難できなかったのかを見てきたんですがここで ある調査データがあります。 最近 ご高齢の世帯が増えていわゆる老老介護と申しましょうか動けない人に付き添っているという状況の中でやはり逃げられないという状況が出来上がってしまうという事なんだろうと思います。 高齢者問題としては非常に 重要な問題だと思います。

青森県三沢市で消防団の分団長を務めていた…津波の危険を感じながらも津波に巻き込まれた人の救出に当たりました。 地震のあと 河村さんは高台にある 消防団の屯所に向かいました。 岩手県大町の消防団で部長を務める…川の近くを通りかかった時呼びかけても避難せず津波を見ようとしているお年寄りがいる事に気付きます。 その様子を 佐々さんと一緒に見ていた 消防団員がいました。 ただ 日本の消防団やそういった職責の中で防災に当たられてる方々本当に責任感が強くて自分の命を顧みずにそこに飛び込んでいってしまう。

非常に残酷な話ですしそして命をてんびんにかけるような話になってしまいますがただただ消防の方々の勇敢な行動に感謝をするという事だけではなく消防の方々だってみんな助からなきゃいけないんだ。 津波てんでんこという言葉はもともとは 「一人一人 ちゃんと自分の命を守っていかないと地域が 全滅しちゃうんだ。 釜石の子どもたちが一生懸命 逃げてくれたのも本当に 自分の命を守るという事よりも「僕は ちゃんと逃げてるからね」って。 津波てんでんこといえど自分の力で避難する事ができないという事。

地域の住民でというお話がありましたが地域住民が 自ら 日頃から高齢者の早期避難について取り組んでいる地域があります。 黄色の15mラインより高い場所に一次避難場所を12か所作り海沿いの どこにいても5分以内に避難できる避難ルートを整備しました。 更に 23m以上の所に二次避難場所を設け分かるかいの? おじやん。 消防団も含め 率先避難の町づくりを目指しています。 避難路を作るのに100人集まってきたというのはちょっと びっくりしたんですが。